過去の数値から、

仕事をする税理士

その数値を活かして、

未来を創造する

未来会計士 藤垣寿通です。

 

 

経営者の悩みのトップ3には、

必ず入ってくる要素。

人の問題です。

例えば、社員のモチベーションを

上げるために、

どうしたらよいのか?

 

モチベーション

 

福利厚生を強化したり、

手当てを増やしたり、

給料を上げたり、

休みを増やしたり、

色々とできることはあると

思いますが、

一つの理論をご紹介します。

 

中小企業診断士の試験には、

企業経営理論という科目があって、

とても面白い?科目なんです。

経営戦略、

経営組織、

マーケティング

の三つの柱が

実務に直結してるんですよ。

 

その中の経営組織で

私が興味を持った理論が、

ハーズバーグという人が考えた

動機づけ衛生理論というものです。

 

ハーズバーグさんは、

衛生要因動機づけ要因

二つの要素のうち、

動機づけ要因を重視すべき

と主張しました。

 

衛生要因とは、

不満を防止することはできるが、

満足をもたらすことは

できない要因です。

例えば、

労働条件、会社の方針、

上司の監督、人間関係、

身分、保障など。

 

動機づけ要因とは、

満足をもたらし、積極的な

態度を引き出す要因です。

例えば、

達成感、承認、仕事そのもの、

責任、昇進、成長など。

 

違いが分かりますか?

労働条件や給料などをあげても、

不満の解消にはなるけれど、

それ以上にモチベーションを

あげるためには、

内的な欲求を満足させる

必要があるということです。

 

職務の範囲を水平的に

増やしてあげるより、

権限を与えて管理的な

要素を与えるほうが、

やる気が出るということです。

 

動機づけ衛生理論

 

スタッフのモチベーションを

あげるためには、

まずは衛生要因を満たし、

その次に動機づけ要因を

与えていくという順序があると

いうことです。

 

とはいえ、今の中小企業が

置かれている環境は

とても厳しいので、

衛生要因が満たされてなくても、

トップが掲げたビジョンや夢に

スタッフが追随していく光景は

普通にありえますね。

 

 

ちなみに、この理論は好きでしたが、

中小企業診断士試験では

出題されませんでしたね(^^;

 

 

 

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