過去の数値から、

仕事をする税理士

その数値を活かして、

未来を創造する

未来会計士 藤垣寿通です。

 

 

土曜に受講した、

中小企業診断士の研修会。

4時間の3部構成でした。

最後の研修がとても面白く、

経営学から人財問題に

アプローチするという

興味深いものでした。

その中で聞いた話をご紹介します。 

 

 

 

マシュマロ実験というのを

ご存知ですか?

アメリカで40年ほど前に

実施された実験なんですが、

子供の食欲を利用したものなんです。

 

仕掛け人と4歳児が

テーブルをはさんで座り、

テーブルにはマシュマロが1個。

仕掛け人が立ち去るときに、

「10分間、このマシュマロを

食べずに我慢したら、

マシュマロを2個あげる」

と約束します。

 

マシュマロ実験

 

このマシュマロを

食べたか、食べなかったか、

という実験です。

その結果は、

食べちゃった子は7割、

食べなかった子は3割、

だったそうです。

 

この実験では、子供たちが成長した後も、

定期的に追跡調査もしたそうです。

その結果はというと、

我慢できた3割の子供たちは、

食べちゃった子供たちより、

出世したり、高賃金で働いていたそうです!

 

 

私はこの実験は、

次のような光景だったと

聞いたことがあります。

 

食べちゃった子供たちは、

最初我慢してるんです。

時間がたつと、

ツンツンと触ってみるんです。

次に、

触った手を舐めてみるんです。

すると、

我慢できなくて

パクッと食べちゃうんです。

 

一方、我慢した子供たち。

彼らは、マシュマロを見ないように、

テーブルの端っこに追いやって、

できるだけ見ないように

工夫して我慢していました。

顔を背けたりして、

できるだけ距離を取っていました。

 

これは、食べるための「きっかけ」

できるだけ作らないようにすることで、

我慢できたということ。

私たちは、家に帰ってリビングに行くと、

さっとテレビをつけてしまい、

なんとなくダラダラ過ごしてしまう。

そんな経験ありますよね。

うちでは毎日の光景ですが、

これも、テレビのリモコンを

置く場所を決めておいて、

使うたびに置き場所に戻す

習慣をつくると、

自然とテレビを見なくなるそうです。

最近読んだ書籍に書かれてました。

 

自分の我慢するという能力を

高めるのはとても難しい。

だから、我慢しなくてもいいような

脳が自然に行動してくれるような

環境をつくる仕組みづくりが

効果あるんでしょうね。

 

 

ちなみに、食べちゃった子供たちは、

もう出世の望みがない

ということではありません。

セルフ・コントロール能力

いうものがあり、

その力は鍛えられるんです。

これについては、

次回に詳しく

お話ししたいと思います。

 

 

 

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