過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。

毎日ブログ609日目

 

 

おはようございます!

今日はある会社様での

人の管理術についてご紹介します。

 

 

タイトルにもありますが、

管理しない方法で管理している

社長さんの話しです。

 

管理する組織

 

その会社では、

本社は古くからある店舗の中にあるのですが、

自社工場をいくつも所有しています。

工場の場所は遠いところだと

車で4時間近くかかるところにあって、

なかなか顔を出せないところにあります。

 

 

でも、社長は年に1回くらいしか

工場にはいきません。

工場長は定期的に集まるのかと思いきや、

まったく本社にも来ません。

でも、

工場はしっかり機能しているんです。

経営者がいないからって、

不正もありません。

人の採用も現場に任せています。

社長が普段着で工場に出かけて行ったら、

「どこかの爺さんが迷い込んできたよ」

って言われるだろうなって

自分で言ってました。

それくらい、

工場の従業員は社長の顔を知らないんです。

 

 

そんな状態なのに

ちゃんと管理されているんです。

その秘密は、

管理しないことにありました。

社長はいくつかの理由で

工場に行かないんです。

1、時間がかかる

2、交通費がかかる

3、社員さんたちに工場長がボスだと思わせる

1と2は社長の時間やコストを

節約する効果があるということ。

行かなければ時間とお金が

節約できます。

でも、本当の理由は、

その工場での工場長の立場を

作るためだったのです。

 

 

そこでは、

「権限」と「責任」を

うまく機能させていました。

工場長という権限を与えることで、

工場長の指示が部下たちに

絶対的だと思わせるために、

社長が出ていかないんだそうです。

何かあるたびに社長が出て行って、

指示を出していたら、

工場長の存在意義がありませんよね。

また、部下たちは社長と工場長の

どちらの指示を聞けばいいのか迷います。

 

 

だから社長は顔を出さないのです。

その代わりに社長は工場長を

しっかり報告義務を課しているんです。

何かあればすぐ電話してます。

不正が起きない仕組み作りのため、

現金は絶対に扱わせない。

 

 

あえて自由な職場環境を与えて、

管理してないように見えて、

結果的に管理できているんですね。

こういうのは管理しているとは言わないかな。

こんな管理の仕方もあるんです。

参考になれば幸いです(^^)

 

 

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