過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ2659日目

 

 

おはようございます!

先日本屋に行った時にまとめ買いしました。

アマゾンと違って書店は自分の思考の枠を超えて

実物の本を見つけられるのが好きです。

5冊買ったうち、

私の恩師や知人が出版した本が3冊あり、

不思議な感じがします。

 

 

その中で今日取り上げるのは、

同じ税理士で相続診断士を立ち上げた創始者で、

同じ岐阜県出身で同じプロスピーカー。

小川実先生が執筆された、

『小さな会社の「仕組み化」は

 なぜやりきれないのか』

の中から気になったところをご紹介しますね。

 

 

藤垣会計でも仕組みつくりをしていますが、

まさに人の成長の仕組みを多くの専門家の力を借りてやることの

重要性を語られています。

中小企業経営者はとにかく忙しくて

何でも自分でやってしまいます。

社長がやってしまえば、

社員は育ちません。

社員が育つ仕組みをつくることが必要なのです。

 

 

人材育成の重要性と人事の制度(「成長考課制」と表現されています)について

詳細な説明がなされています。

小川実先生は人材には3種類あると言います。

0人材(ゼロじんざい)、1人材(イチじんざい)、2人材(ニじんざい)です。

『0人材とは、まだ1人分の仕事ができない人材。

たとえば、一人当たり月間70万円の粗利益で運営コストが賄えるとしたら、

それに相当する「自分の食いぶち」も稼げていない段階の人です。

これをすぐにクリアできる人は、いわゆる即戦力ですが、

大抵の新入社員は0人材からスタートすると考えていいでしょう。』

と書かれています。

社内が0人材の社員ばかりなら、

経営者が仕事を回すしかありませんね。

 

 

『1人材とは一人分の成果を出せる人材です。

仮に10人の社員がみんな1人材なら、10人分の売上を作ることができます。

自分の給料分を自分で稼げる社員ばかりなら、

社長が人一倍働かなくても会社は回ります。

ただし、どれだけ優秀な1人材の集団になったとしても、

会社の規模を拡大していくことはできません。』

と書かれています。

まずは必要な粗利を稼げる人材を育てることが急務ですね。

 

 

『そして2人材とは、二人分以上の成果を出せる人です。

レバレッジ経営に欠かせないのが、この2人材です。

幹部やリーダーのポジションを任せられ、

人数の足し算を超える成果を出してくれます。

さらに2人材が次の1人材を育てられるようになると、

組織は自立します。

こうなれば社長は現場を離れて社長業に集中できるようになり、

会社を次のステップへと進めることができるでしょう。』

と書かれています。

 

 

こうやって人材育成を意図して進めていかなければ

会社の成長はできないので、

それぞれの社員が自分が次の人材へステップアップできるよう、

上の人材が引っ張り上げていく仕組みが成長考課制度、

つまり人事評価制度なのですね。

 

 

ちょうど藤垣会計ではMQのシステムを導入し始めており、

まさに自分が0人材なのか1人材なのかが見えるようになってきました。

稼ぐ力を付けてあげられるように意図的に育てる仕組み、

関わり方も含めて構築していくところにいます。

弊所の取り組みはお客様へ還元していきますので、

報告できる日を楽しみにしていてくださいね。

 

 

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