過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ2710日目

 

 

おはようございます!

昨日は石川県輪島にてかなり大きな地震があり、

揺れによる倒壊、津波、火災など大変な状況となりました。

今朝明るくなって被害の全貌が見えてくるのかと思いますが、

被災された方々には身の安全確保を最優先して命を守ってください。

 

 

昨日の地震が起きたときにちょうど実家に向かい出掛けるところでした。

幸いにも岐阜市内では揺れたものの私は被害がなかったので、

そのまま実家に出掛けて両親や妹家族と食事をして過ごしました。

 

 

私は車の運転があるのでお酒を飲まずにいたのですが、

父が機嫌よくお酒を飲んでいたので父の話しをいろいろ聴くことができました。

酔っぱらうと何の話をしているのか、

半分くらいわからなかった(笑)のですが、

父が、

「わしの人生はわしのもんやけど、、、、」

と人生いろいろあって大変だったんだという話しをしてくれていたようです。

 

 

私が本気で税理士を目指すキッカケとなったのが

父が役員を務めていた会社の倒産でした。

当時私は父に対して何もすることができませんでした。

会計事務所に勤めていたからといっても、

まったくの無力でした。

資格がない、

経験がない、

力がない。

これらの一つがあっても役に立てませんでした。

資格があったって力がなければ助けることはできません。

だからこそ私は真剣に資格を取って、

税理士として経験を積んで経営者を支援できる存在になりたいと強く思ったのです。

 

 

当時の父の葛藤を昨日は少し聴くことができました。

実際に会社が不渡りを出したとき、

まだ1回目だったこと、

周りにはまだ会社を立て直すことを考えている中心メンバーもいたそうです。

代表である社長が抜け殻みたいになって逃げてしまったため、

筆頭常務だった父が銀行との交渉をしたんだそうです。

実際に不渡りを出したときに会社を倒産する決断を出すまでに、

取引先や社員などから本当に細かいことだけど

頼まれたことがたくさんあったんだそうです。

一つ一つを対応しながら再生するのか、倒産させるのか、

本当に悩んだそうです。

社長が社長として動かないので、

結局父が倒産させるという決断をしたそうです。

そのときにも一部の人から相当反発を受けたんだそうです。

そのことを悔しそうに話してくれました。

 

 

父は酔ってたので細かい状況までは言いませんでしたが、

どちらに転んでも大変な状況のなかで、

財務の状況を一番わかっていた父が倒産させる決断をしたことは

間違いではなかったんだと思います。

しかしそれは自分も連帯保証をしている中なので、

辛い決断だったのは容易に想像できますよね。

家族を守らなければならない、

会社の社員たちも守らなければならない。

選択肢がない中で辛い選択だったんだと感じました。

と同時に私たち家族を守ってくれたことに感謝の気持ちが溢れてきました。

 

 

昔聴いたことがある話も、

時間が経つと記憶が薄れてしまいます。

だけど私はその悔しさを引き継いでいく責任があると思っています。

世の中の倒産という不幸を経営者にさせないためには、

その父の記憶を私も引き継いで抱えていくことが

父への感謝の返し方だと考えてます。

 

 

また父とはサシ飲みの機会を作って

いろいろ話しを聴いていこうと思います。

自分の使命の源。

あなたにもありますよね?

人生理念の土台にあなたは何を置いていますか?

 

 

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