過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ2957日目

 

 

おはようございます!

世の中いろいろなことがあります。

事業をやっていれば

いろいろな人と出会います。

 

 

税理士登録してすぐの頃、

若手税理士の集まりである岐阜青年税理士連盟の会員として

活動していたのですが、

そのときにベテランの税理士先生が講師となって

事務所経営について講義をいただいたことを思い出します。

 

 

TKCという大手の会計ソフトベンダーがありますが、

その創業者の方の苦労した事例を使いながら、

「絶対に人に恨みを買わないような経営をしてください。」

そんなことを伝えていただきました。

例えば、

税務署の若手調査官を小馬鹿にしたり、

叩きのめすようなことを言ったり、

例えば、

銀行の若手の行員に対して

強く責め立てたり軽くあしらったり、

税理士をしているとある程度の力を感じます。

それを過信して自分の強さだと勘違いすると

相手を叩きのめしてしまう、

言葉で論破してメンツを潰してしまうことがあるかもしれません。

 

 

ここに大きな落とし穴があると仰いました。

もしかしたら、

その調査官が税務署長となって

20年後に戻ってきたときに、

あの時の恨みをここで晴らしてやる!

そう思ってめちゃくちゃな税務調査を仕掛けてくるかもしれません。

これがTKCの実際にあった出来事なのですが、

銀行員の人も支店長となって返ってきたときに

不条理な扱いを受けることになるかもしれません。

メンツを潰された人は絶対にそのことを忘れません。

だからその講師の先生は

絶対に相手のメンツを潰すなと仰ったのです。

 

 

その時に私の中で

負けるが勝ちという価値観が生まれたような気がします。

自分が負ける立場に立つことで

その先の状態が自分が求める状態になるのであれば

私は気にしません。

自分のメンツがどうであれ、

私が大切にしていることが守られるのであれば

そんなことは些細なことだと思います。

頭を下げることで

メンバーを守れるのであれば

どれだけでも頭を下げます。

 

 

目的に生きるということは

そういうことなんだと思っています。

 

 

負けるが勝ち。

勝ち負けの人生を歩みたいわけではありませんが、

あえて負けることを選択するのも

必要なんだと思います。

それによって

結果的にたくさん学びがあります。

 

 

たくさん叱責されたことにも

正しさがあるので

そう感じておられる方が他にもいるかもしれないと思って

対応をしていこうと思います。

何事も学びですね。

ありがたいことです。

 

 

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