源泉徴収義務者?
こんばんは!
今日はちょっと難しい専門用語のタイトルですよ。
源泉所得税って聞いたことありますか?
給料をいただいている人はだいたい分かりますよね。
そう、
給料から天引きされている金額がそれです。
源泉と略して呼ぶこともありますね。
この源泉所得税は、
給与を支払う企業は社員に給与を支払う時に
源泉所得税を預かって納付する義務があるんですよ。
義務って凄い強い言葉です。
なぜなら法律で決められているからです。
やらなければならないのです。
税務調査でも源泉所得税についても
確認される項目となっています。
社会福祉法人のように法人税の納税義務がなくても
源泉所得税の税務調査があったりするんですよ。
でね、
源泉が難しいのは個人に支払う時だけ発生するのです。
相手が法人に対する支払いであれば
源泉を天引きすることはありません。
(例外として預金利息の源泉所得税などがあります)
基本的には、源泉は所得税だから個人が対象だと思ってください。
源泉法人税というものはありません。
とにかく個人には色々な人がいるもので、
ちゃんと確定申告をする人ばかりではないという発想から
最初から天引きして企業が納めるようにすれば
税金の取りっぱくれがないと思ったのでしょうかね。
ちなみに私達税理士に対する支払いも
藤垣会計のように個人事務所に支払う場合は
源泉所得税を天引きして支払うことになっています。
私たちは売上から約10%も引かれているから、
確定申告をするとほとんどが還付申告となるんですよ。
原稿料やデザイン料など、
士業以外でも多くの個人事業者に対する源泉って義務付けられていまして、
これがまた天引き漏れがよくあるのです。
私たち税理士は取引の後で資料を確認していくので、
気付いたときには既に漏れていることが多いんです。
経理担当者の方は源泉対象となるケースを
ある程度は覚えておく必要があるかもしれませんね。
特殊なケースもありますので、
私たちもいろいろ調べながらお客様にお伝えしています。
税務署でも丁寧に教えてくれますので、
疑問に思ったら質問してみてください。
源泉徴収義務者が天引きを忘れると
調査の時に追徴課税されますので気を付けてください。
不安なことはしっかり確認していくことが大切です(^^