こんばんは!

突然ですが、

あなたは10年前の今日の出来事を覚えていますか?

 

 

私にとって2月1日は生涯忘れることができない

特別な日なんです。

何の日だったかというと、

独立のきっかけとなった日、

つまり私の師匠の大先生がお亡くなりになった日なのです。

 

 

10年前の今日は月曜日でした。

週末の土曜にはちょっと調子が悪そうにしておられた大先生、

月曜になっても事務所に出社して来られなくて、

こちらから電話を入れても出てくれませんでした。

 

 

奥様を半年前に亡くされて独り暮らしだったこともあって

別に事務所に出てこなかったって何の不思議もないのですが

なぜか嫌な予感がしたんですよ。

お昼過ぎに近所に住んでおられる息子さんに電話をしました。

電話の向こうからは、

「昨日もいつものように散歩していたので元気にしてましたよ」

と言っておられました。

でも念のためご自宅を覗いてくださいとお伝えしたところ、

しばらくすると自宅のお風呂で倒れて亡くなられていたとのことでした。

 

 

税理士事務所を個人事業で経営していると、

代表の税理士が亡くなられると

すべての顧問契約が一旦は白紙となってしまいます。

私達職員も雇用契約が無くなってしまいます。

この無法状態を長く続けてしまうと

この事務所は無くなってしまうことは明白でした。

自宅に帰って妻とも話しましたが、

結論は全部引き継ぐということでした。

 

 

翌日スタッフを集めて、

私が事務所を引き継いでいくから付いてきてほしいとお願いしました。

幸いスタッフ全員が退職せずに付いてきてくれました。

そのおかげもあって、

お客様も99%は引き継ぐことができました。

 

 

10年前の2月はこんな風にして始まりました。

思い出したくもないくらい大変だった2月3月が

やってくるとはこのときは思ってもいませんでした(^-^;

 

 

その時の大変だった話しはまたの機会にさせていただきます。

しかし、

このとき経験した約2か月間が私の人生を決める大切なターニングポイントでした。

そしてスタッフ達に支えられて乗り越えたという想いが

今でも私を動かしているのです。

 

 

あなたは人生のターニングポイントとなった日を覚えていますか?

 

藤垣会計事務所