「○○」に答えがある!
こんばんは!
今日は午後から約4時間の研修を受講してきました。
中小企業診断士の資格を継続するためには
年に1度、理論政策更新研修を受講する必要があります。
5年ごとの更新で受講証明書が必要になるのです。
どんな資格でもそうですが、
特に中小企業診断士はその時々の時勢を重視しています。
新しい政策に乗っかることもあれば、
補助金や融資制度など常に情報を更新していく必要があるため
研修受講が義務付けられているのです。
しっかり勉強してきました。
今日は3本建ての研修の中で、
食品製造業に絞った理論と診断事例を
惜しみなく研修で公開してくださった中小企業診断士の松原秀樹先生の話しから
すこしシェアさせていただきます。
診断においてあらためて重要性を感じたことが、
「現場」を知ること。
工場で社員さんがどう動いているのか、
動線は工程に即しているか。
工程は必要にして十分か。
こういうことを現場の社員さんが主体的に改善してもらえるように
研修を通して関わっておられるとのことでした。
そのへんの経営コンサルタントは
ただ理屈だけでアレコレ言っているだけで、
実際に現場に足を運んで、
社員さんの動きを計測したりしてまで
確認する人はいませんよ。
ちょっとしたことを改善するだけで
現場の時間が大きく確保できるようになるのです。
隣の席の診断士さんとディスカッションしたときにも
工場の社員さんの動きを分析して
動線を抜本的に変更して大きな成果が上がった話を
してくださいました。
生産性を上げることで経営が向上していくのです。
1.5S
2.見える化
3.3ム改善
4.標準化
5.業務改善提案制度
6.機械化
これらを複合的に進めていきます。
まず5Sはすべての基礎。
整理、整頓、清掃、清潔、しつけ
これらを仕組化していくことがまず取り組むべきこと
2の見える化
進捗状況、
正常値・異常値の見える化、
成功例・失敗例の見える化、
置き場所の見える化
誰もが状況を把握できるようにすることがポイント。
進捗管理をする人を設けることで改善することもあります。
3ム改善とは、
ムリ:行いにくいこと、するのに困難なこと
ムダ:役に立たないこと、益のないこと
ムラ:一様でなく揃ってないこと、ばらつきがあること
ECRSといって、
E:排除 無くせないか
C:結合 1つにまとめられないか
R:交換 入れ替えられないか
S:簡素化 単純にできないか
この4つの観点で動線、工程や作業を見直してみましょう。
講義の中では隣同士でディスカッションをしたり、
具体的な事例を二つ共有していただいたりと、
とても充実した講義をいただけました。
個人的には普段は税理士業務で手いっぱいで
コンサル業務は少ししていても
診断業務らしいものはほとんどできていません💦
あらためて診断士としての仕事の魅力を感じ、
素晴らしい仕事だと再認識できました。
将来は診断業務もできるようになりたいですね。
まずは自社の事務所経営に活かしていきます!
あなたの会社にも参考になれば幸いです。
松原先生ほか講師の先生方、ありがとうございました<(_ _)>