外してはいけない目標設定
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ1563日目
おはようございます!
昨日は一日、
事務所の中で溜まっている所内業務をしていました。
予定が混みあう時と昨日のように予定が入らない時と
月の中での流れというものがありますね。
来年の藤垣会計の経営計画について
時間を取ることができました(^^)
さて、
来年の話が出始めるこの頃ですが、
今年の目標は達成できましたか?
まだ2カ月ありますが
どんな感じでしょうか?
今年はコロナがあり、
想定外の事態となりました。
思うように目標達成は難しいかもしれません。
でね、
これから来年の目標をどうしようかと
考えている人が、
そろそろ増えてくるんじゃないかと思うのです。
営業会社は分かりやすいですよね。
売上目標がそのまま目標となります。
でも売上を目標にしていない業界もあるんですよ。
というのも、
営業するという発想がなじみにくい業種です。
例えば、
医療の世界です。
ドクターの先生方は診療報酬の金額を
「売上げ」といわれるのを好まない人が多くいらっしゃいます。
つまり、
売上が多いということは
不幸な患者が多いということで、
売上を増やすということは
社会に不幸な患者を増やすということか!?
と考えられる方が多いそうです。
確かに少し違和感は感じますよね。
とは言え、
組織が生き残っていくためには
利益がないといけません。
この利潤は将来の設備の投資のためであり、
現施設の借入を返していくためには
利益がないと破綻してしまいます。
だからこそ利益は出さなければならないのです。
では売り上げはどう定義すればよいでしょう?
簡単に言えば、
価値を提供した大きさが売上に相当するわけです。
難易度が高い治療をすれば、
高い報酬が得られるし、
多くの患者さんに貢献すれば、
多くの報酬を得られるのです。
藤垣会計でも、
今までは売上高を目標にしていませんでした。
黒字になった会社の件数や割合など、
スタッフの頑張りにつながる指標を使って
目標としていましたが、
来年からは変わります。
お客様の担当を持つメンバーは
売上高を第一の目標値としていきます。
先のドクターの事例と同じで、
自分が与えた仕事の価値が売上高なのです。
この価値を増やさずして
自分の知識は増えないし
スキルは磨かれないし
何も向上しないんですよね。
既存のお客様に新たなサービスを提案するのも必要です。
見込み客となる経営者の方をセミナーにご紹介いただくのも
担当者だからできる仕事です。
既存のお客様の月額報酬の見直しは
先代の時代からやったことがありません。
この見直しも業務量に応じて
検討する必要がありますので、
あまりに業務量が多いところには
値上げのお願いもしなければいけません。
こういったことは売上という目標を達成するために
それぞれが責任をもって果たすことになります。
目標数値は基本的には組織目標から逆算で
与えられていくものなので、
それぞれが設定された目標を達成するための
計画というものを作っていきます。
もちろん今までと違い、
目標達成度に応じたインセンティブを
設けていきます。
内勤のスタッフはどうすればいいか?
これはどんな会社も人事評価制度を作るときに
迷われるところです。
その場合には、
業務ごとにポイントを付けたりして、
どれだけ売上につながる業務をこなしたかを
目標設定していくことになりそうですが、
あいまいな部分がでてくるので
難しいところですね。
いずれにしても、
目標とは「実」のものでなければなりません。
目標達成したら、
実績として残るもの。
これが目標となります。
会社でいえば売上そのものが
その会社の価値の総額なのです。
どれだけ社会に貢献したかは、
売上で決まります。
ただし、
どんな方法でも売上を上げてよいとなれば、
不正や裏取引など問題が発生します。
だからこそ、
企業理念によって
どんな判断基準で仕事をするのかを明確に定め、
理念教育をしていくのです。
来年のあなたの目標は決めましたか?
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