決算書の読みかた B/S
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ1785日目
おはようございます!
6月も終盤になってきましたね。
今年ももう半年が経とうとしています。
7月からの後半はコロナが明けて
オリンピックで勢いがつくことを願います。
さて、
今日は決算書の読みかたについて。
前回は損益計算書についてお話ししました☟
P/Lというのは損益計算書のことを言います。
1年間の利益について表示したものがこれに当たります。
でね、
経営者の方は損益計算書ばかり気にされていて、
もちろん重要なのはわかるのですが
本当によく理解しないといけないのは
私はB/Sの方だと思うんですよね。
B/Sとはバランスシートの略で、
日本語では貸借対照表と言います。
貸借対照表という呼び方は
なんとなく難しそうでしょ?
簿記的な言い回しであって、
数字が苦手な人に苦手意識を植え込むだけです。
この呼び方については気にせずにいきましょう。
バランスシートというのは
何をバランスさせているか?
これがB/Sの本質なのです。
この書類で表示されていることは、
会社の持っている資産について、
その資産を得るためにどこからお金を集めてきたのかを
表示しているものなのです。
分かりにくいかもしれませんがこんなイメージです。
資産は集めたお金をどう使ったかが分かるもの。
負債は他人資本ともいわれ、
自分以外の人から借りていると考えます。
純資産は自己資本と呼び、
株主が出資したものと過去の利益の積み上げたものです。
負債は返さなければならないもの。
純資産は返さなくていいもの。
こう考えると貸借対照表の見方が
違ってくるかもしれませんね。
私が毎月勉強させていただいている
税理士の古田土先生はこう言われます。
損益計算書は会社の社員全員で作り上げるもの。
でも、
B/Sは違うそうです。
これは経営者が作るものだそうです。
なぜかというと、
資産の中にある余剰在庫を減らそうとしたら
経営者が在庫を処分する決断をしなければなりません。
使ってない不動産が計上されていたら、
それを売却してそのお金で借り入れを返済することも
経営者の決断で決まります。
だからB/Sは経営者が作るものだというわけです。
自己資本比率というとても重要な指標がありますが、
ここについてはまたの機会にお話ししますね(^^)/
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