事業承継のタイミング
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ863日目
おはようございます!
昨日は移動の時間を使って
一冊の書籍を読みました。
「親父 いつ社長やめるの?」
読みやすく、
中身は深い。
実体験も書かれていて
とても共感しました。
ちょうど先週末に北陸で学んだテーマ、
それも事業承継問題でした。
事業承継について、
経営者が困っていること。
後継者が困っていること。
どんなお困りごとがあるのか、
参加者同士で意見交換しました。
多く出た困っていることの一つは
「何から手を付けていいか分からない」
でした。
そして
「タイミングが分からない」
というものも多くありました。
老齢の経営者で怖いのは
認知症です。
私も経験があるのですが、
認知症になった人の特徴は、
自身の保身です。
周りを疑い、
どんどん会社を悪い方向へ
引っ張っていってしまうのです。
こうなったらもう身内しか
止められません。
社員は不安しかありません。
会社の未来が全く見えなくなり、
そのうち優秀な部下から順に
退職していくのです。
本当にあってはいけないことですが、
現に多くの事業承継のタイミングを逸した中小企業に
この危険が迫っています。
上で紹介した書籍には、
今年から施行された
「新しい事業承継税制」
をうまく活用する事例が
紹介されていました。
上手く活用するというのは、
この制度ができたことを
きっかけにするという事です。
この制度では、
贈与税・相続税を猶予してくれる
制度です。
実質ゼロ円で済むのですね。
ただし、5年以内に計画書を提出する必要があるので、
その5年をうまく利用するというわけ。
書籍では、
ナンバー2の役割の重要性や
理念経営の承継のポイントなど、
共感できることが
数多く掲載されてます。
おススメの書籍です!
中小企業経営者の平均年齢は
66歳だそうです。
あと数年で70歳になってしまいます。
手遅れになる前に、
行動してみましょう。
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