専門家とは・・・
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ1467日目
おはようございます！
梅雨が明けたら真夏に突入ですね～。
熱中症にはお気を付けください。
さて、
昨日は新しいお客様のところへ
ご挨拶に行ってまいりました。
雑談の中で、
大切だと感じることがあったので
ブログにて取り上げていきますね。
ジェームススキナー氏のことを
ご存じでしょうか？
今では億万長者の経営コンサルタント、実業家、
指導者、などなど多くの肩書があるのですが、
ずいぶん昔からジェームスの書籍を読んできました。
音声教材も聞いてきた中で、
興味深い話をされています。
ジェームスは日本で「7つの習慣」を
ベストセラーとして出版します。
その時の経験談の中で、
どうやったら出版できるかと
出版の専門家のところに行って
何度もダメ出しをもらうんですね。
「簡単に出版などできないんだ」
と断られます。
ジェームスは、
「どうやったら出版できるのか？」
と質問し、
その難題をクリアし、
「仰せのとおりにしてきました」
と専門家のところに出向きます。
するとまた、
「いや、だけどまだ○○がないから無理なんです」
そしてまた難題をクリアして、
「仰せのとおりにしてきました」
それを何度も何度も繰り返し
ついに出版に至るわけです。
そしてあの「7つの習慣」は
空前のベストセラーとなるのですね。
ここでジェームスは
「専門家とはできない理由をたくさん知っている人」
と定義していました。
上記の話は成功談として笑いながら聞けますが、
私たちの現場でも同じことが起きていると思うのです。
昨日訪問させていただいた経営者の方からは、
「それはできません」
というのではなく、
「これは○○だからできませんが、
こんな方法ではどうでしょうか」
というできる方法を一緒に考えてほしい。
そんなことを話されたのですね。
まさに、
コンサルタントとは、
クライアントの問題解決が仕事です。
できない理由を話すことは
誰にでもできる。
でも、
どうやったらそれが実現できるのか？
それは相手の立場に立たないとできない事です。
相手の立場に立つ税理士や事務所職員が
まだまだ少ないから、
そんな話が出るのだと感じました。
例えばね、
「税金を払いたくないんです」
そんなことを言われる経営者の方は
たくさんおられますよ。
でもね、
そのまま言葉を受け取ってはいけない。
そのまま受け取れば、
「いや、納税は義務です」
と答えるしかありません。
それはそれで正しいのですが、
お客様の求めている言葉ではありません。
「頑張って稼いだお金を少しでも残したい」
これが言葉にならない言葉なんですよね。
だとしたら、
税金は支払うんだけれど、
計画的に資金繰りの状態を
見えるようにするだとか、
上手な資金運用などアドバイスできますよね。
設備投資のタイミング、
融資のサポートなどで
キャッシュを安定的に確保することが
できるはずですよ。
「専門家はできない理由を多く知っている人」、
と言われないように、
日々精進していきます(^^)
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