あなたの評価者は誰?
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ1570日目
おはようございます!
昨日は税理士会の支部集会でした。
税務署幹部が来られての連絡協議会と、
私が所属する支部からの情報提供、
そして研修という三部構成となります。
税務署のAIチャットボット、ふたばちゃんの運用が始まったそうですよ。
まずは年末調整についての質問に
応えてくれるそうです。
さて、
仕事を行う上で、
どこまで仕事の基準を保てるのか?
これはどこまでも拘りたいところです。
ただ、
時間は限られていて、
その中で仕事をするため、
どうしても制約が出てきます。
売上を上げろ!
という目標があるのは当たり前ですが、
社員の在り方や仕事のやり方を
明確にしているでしょうか?
経営者や上司からすると、
「こんなこと言わなくても分かるだろう」
というようなことも、
明確に伝えていなければ想定外の行動をとる人も出てきます。
多様性の時代ですから、
方法はいくらでもあります。
社員は誰が自分の評価者なのか、
誤解している人が多くいます。
例えば、
あなたが小さいころに
とても欲しいものがあったとします。
そのとき誰かに条件を出されたことはありませんか?
お父さんに
「テストで100点とったら買ってあげる」
と言われていたとしたら、
あなたはお父さんに100点を認めてもらうために
一生懸命頑張りましたよね。
この関係は会社でも同じなんです。
あなたの評価者は誰ですか?
それはあなたの直属の上司なのです。
社長でもなければ、
もちろんお客様でもありません。
あなたは上司の顔を見て仕事をするべきなのです。
上司が自分に何を求めているのか?
ここを間違えば評価がもらえずに
査定やボーナスにも響く可能性があるのですから。
でも多くの人は勘違いしてます。
お客様が喜んでもらえるように
仕事をしているうちに、
お客様が自分の評価者だと錯覚してしまうんです。
そうすると、
どうなると思いますか?
お客様の顔色をうかがって
仕事をするようになるのです。
会計事務所でこれをやってしまうと
大変なことになります。
というのも、
お客様から
「今年は利益が出たから、
これを経費に入れてくれ!」
と明らかに個人的な支出の領収書を
渡されたとします。
このときに、
お客様が評価者だと勘違いしていると
不正を受け入れてしまうかもしれません。
ここは明確にしておかねばなりません。
お客様の幸せを実現するのが
私たちの仕事なのですが、
不正をすることで後日税務署から指摘され、
高額な加算税などを支払うことになるかもしれません。
そんなリスクがあるのに、
目先のお客様の機嫌を取るために
不正を受けてしまっては、
いけないのです!
そして、
これが一番怖いのですが、
そもそもこれは職員の監督不行届きで
税理士が懲戒処分されてしまいます。
事務所運営ができなくなってしまうのです。
私たち税理士は法律に基づいて
仕事をしていますから、
正しい仕事の遂行は義務なので
しっかりしていかなければなりませんね。
また、
一般の中小企業においても、
評価者を勘違いしてしまうと
場合によってはコンプライアンス違反などの
問題となることもあります。
何が大切なのか?
あなたの仕事の基準はどこにあるのか?
一度考えてみましょうね(^^)/
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