目標設定と企業文化
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ1968日
おはようございます!
年末年始となると事務所の中のマネジメント業務に
追われる毎日が続きます。
来年の事業計画の策定から始まり、
人事制度のグレードの見直し、
売上目標の各メンバーへの配分、
それぞれのメンバーの目標設定。
経営の経験が一年一年増えるたびに
やっていることが濃くなっていきます。
経営計画も以前は自分だけのためにやってました。
自分が満足できるだけで良ければ
それほど内容を求めていかないものです。
でも、
その経営計画がメンバー達にもシェアされていくものだとしたら、
その重要性が高まっていくものです。
経営計画って面白いもので、
ただ単に表の数字を埋めていくだけではありません。
いろいろな指標のバランスって
考えながら作り出すと
本当に難しいんですよ。
売上だけ上げればいいってものではありません。
そのために何人の社員が必要になるのか?
その社員が戦力になるにはどれだけ時間がかかるのか?
売上が増えてもその分人が増えたら
一人当たりの売上は小さくなってしまいます。
それはつまり生産性が低くなっているということ。
これからの将来は、
生産性は必ず上げていかねば
事業所を維持していくことは難しくなるでしょう。
だからこそDXと活用したり、
量より質を高めて単価を上げていくことが
必要になってくるんですよね。
こういったことをバランスとりながら
現実的な将来の状態をデザインしていくのが
経営計画を作ることなのです。
あなたの会社の経営計画が
お金を借りるときに税理士さんに作ってもらったものであれば
ちゃんとしたものを自分で作ってください。
税理士の私が言うのもなんですが、
融資の際に作る計画書なんて
ただの数字合わせでしかありません。
融資の際に銀行の審査が通りやすく
作ってあるだけなんですよね。
経営者のビジョンが反映されている計画を
ぜひ時間を使って策定してください。
あーでもない、こーでもないって、
数字を変えながら試行錯誤しているうちに
現実的な将来の状態が見えてくるんですよ。
でね、
計画を実現するためには
会社のメンバーである社員さんたちが
それぞれ精一杯頑張ってもらわなければ
いけないわけですよ。
そのための目標設定が
計画実現のためにはとても重要になるんです。
この目標が計画実現からズレていたら
計画実現は完全に偶然の力に依存することになってしまいます。
意図してその計画を現実に手に入れるために
目標設定というものが必須の技術なのです。
目標設定が成功のためのマスタースキルであると言われるのは
こういうことなのです。
藤垣会計の来年の目標設定は意図してある方向に寄せています。
個々の成果を称えて、
それに報いる報酬制度ではなく、
事務所全体でチーム全員で目標達成を為し遂げるような
文化を醸成していきたいと考えています。
だからこそ、
意図して目標を個人目標と同時に
チームで達成するものを多く掲げるようにしました。
例えば残業時間の削減です。
一人が頑張るのではなく、
全体の残業時間の削減を目標にしました。
早く仕事が終わる人が、
時間がかかっている人を助けてあげられるような文化を
創っていきたいからです。
自分だけが良ければいいのではない、
みんなで成し遂げるチームでありたい。
そんな文化は意図して創るのです。
そう、だから目標設定が要なのです。
しっかり取り組んでいきましょうね!
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