コーチングとティーチング
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。
おはようございます!
昨日は曇りで比較的過ごし易かったです。
と言っても、冷房が効いた中にいるので、
外出すると湿度が高くムンムンしてますね(^^;)
湿度が高いと気づかないうちに水分不足になってしまいます。
体調管理には、お気を付けくださいね!
昨日のブログでは、
問題解決の考え方についてお伝えしました。
氷山モデルという図を使ってみると
理解しやすいのではなかったでしょうか。
今日は、組織の中で使う対話の方法についてお話しします。
ちなみに、「コーチング」という言葉をご存知でしょうか?
ある程度知られてきてると思うのですが、
私も数年前までは「何それ?」レベルでしたから、
あらためて説明しますね。
私が学んだGCSのホームページでは、
コーチングを
「相手の言葉に耳を傾け、
相手の可能性を最大限に引き出す、
効果的なコミュニケーションスキルです。」
と説明しています。
ここでポイントなのは、
「相手」を引き立たせることなんですね。
自分の話ばかりしていたら、
相手の考えや気持ちを聞けませんよね。
相手の意見を聞かずにコミュニケーションとはいえません。
コミュニケーションの基本は双方向であるものです。
コーチングでは、相手からの話を中心に進めます。
ちなみに、タイトルにあるティーチングというのは、
自分から話す割合が多くなりますね。
では、ティーチングとは何かといえば、
教えることです。
コーチングに対比してティーチングと言ってますが、
仕事や知識、勉強など、教えることなんですね。
例えば、
会社に新入社員が入ってきて、
さぁ、コーチングのスキルを利用して話を聞こうというのは、
ちょっとズレてますよね。
だって、入社して間もない頃は、
どんどん仕事を覚える時期です。
社会人としての基礎知識やマナーも学ぶ必要があります。
だからここはティーチングなのです。
まずは一人前にならなければいけないからです。
入社後数年たって仕事のことも分かるようになってきたときに、
コーチングの必要性が出てくるんです。
スタッフたちが何を考えているか。
仕事について感じていること。
それぞれが抱えている悩みや問題。
これらを吸い上げて聞いてあげることから始めます。
人の頭のなかって、一度に色々なことを考えられないんですよ。
だから、話を聞いて整理してあげるだけで、
解決したり、解決方法が見つかったりするものなんですね。
自分で話しているうちに、
自分の言葉を耳から聞くことで整理され自分で気づきます。
ちなみに、これはオートクラインというスキルです。
いろいろな角度で質問することで、
自分で考え、こうやって解決しようと決めます。
コーチングが機能するのは、
最期に本人が決めることがポイントなんです。
人にあれこれ言われてもやる気は起きませんよね。
でも、自分で決めたことは違います。
対話の中で自分でできるとイメージできたから、
やると決められたのです。
だから、行動するにしても、
モチベーションは全く違うんですね。
職場でなかなかコミュニケーションが取れないと思っている人は、
コーチングを学ばれると改善するかもしれません。
しかし、学んだからといって色々なスキルを試してみたくなり、
自己満足なコーチングになってしまわないよう気を付けてくださいね。
そうなると、結果嫌われてしまいますから。
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