過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。

毎日ブログ380日目

 

 

 

 

おはようございます!

Uターンのピークでしょうか?

連休はどこに行っても混むので、

静かに仕事してる方がいいと思ってしまいます。

家族サービスされている方を

尊敬しちゃいますよ(^O^)

 

 

 

お盆ということで、

あえてこのテーマでお話ししますよ。

ザ、生命保険!

意外と知られていない重大なポイントを

お伝えしておかないといけません。

生命保険

 

 

 

その前に、

随分前の話をしますね。

阪神大震災の話です。

平成7年のことですから、

すでに20年以上経過してます。

しかし、地震の凄惨さは今でも覚えています。

 

阪神大震災 

 

その時に亡くなられた人の数は、

6000人を超え、

東日本大震災が起きるまで最悪のものでした。

多くの人が亡くなられたことにより、

生命保険会社は多くの保険金を支払うことになります。

 

 

でね、あまりに多くの人が災害で亡くなられると、

生命保険会社は保険金を支払えなくなるかもしれません。

死亡する人の数は統計から計算されていて、

大震災で一度に大勢の人が亡くなることは想定していないからです。

そして、実は生命保険の約款という決まりの中には、

こんな記載がされていることをご存知でしょうか?

 

 

『地震津波などのような場合に、

 保険会社の存続を揺るがすような場合には、

 保険金を支払わなくても良い。』

簡単にいうと、

震災の時には保険金が出ないかもしれない!

ということですよ!

 

 

 

「えー、じゃあ何のために保険に入ってるの?」

そんな声が聞こえてきそうですね。

でも、安心してください(^^♪

ちゃんと保険金は支払われましたから。

震災を理由に払わないなんてことはありませんでした。

 

 

 

でも、ここで大きなポイントがあります。

実際に支払われたのは約50%だったんです。

「え!半分に減額されたってこと?」

いいえ、違います。

もらえた人は満額もらえてます。

では、どういうことでしょうか?

 

 

それは、

半分の人しか請求しなかったから。

生命保険というのは、

亡くなったら保険会社が勝手に保険金を

振り込んでくるものではありません。

請求主義といって、

遺族が保険会社に請求して、

保険会社は保険金を支払ってくれるんですよ。

だから、阪神大震災の時には、

半数の人しか保険を請求しなかった。

いや、請求できなかったというのが正しいでしょう。

 

 

 

例えば、

ご夫婦ともに被害にあわれていたら、

誰が保険を請求するでしょうか?

お子さんが知っていれば請求できたかもしれません。

でも、知らないものはどうにもなりません。

火事で保険証書が燃えているかもしれません。

どこの保険会社か調べようがありません。

知っていれば問い合わせられたでしょうが、

結果的には保険の存在は知られないまま、

請求がされなかったのです。

 

 

 

だからね、どんな保険に入っているか、

自分だけが知っててもダメなんですよ。

夫婦だけでもダメなんです。

お盆とか正月に家族で揃ったときには、

保険の話もしてみてください。

 

 

死ぬときの話はしたくないとか、

話しにくいとか言ってると、

万が一の時に請求漏れになってしまいますよ!

大事なことはちゃんと伝えること。

遺された人のことを考えているのなら、

必ず伝えておいてくださいね(^O^)

 

 

 

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