過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。

毎日ブログ421日目

 

 

おはようございます!

今朝は雨模様。

たまには雨もいいですね(^^)

雨をきっかけに秋らしくなっていくのでしょうね。

 

 

 

今日は昨日の続きではなく、

人間関係の話ですよ。

経営の神様、松下幸之助さんとその妻むめのさんの話です。

松下電器(現パナソニック)がここまで大きく成長したのは、

妻の「むめの」さんの存在が無くては

あり得なかったという話を聞きます。

 

松下幸之助とむめの

 

若かりし松下幸之助が上司にアイデアを認めてもらえず

会社を辞めてしまい、

一から出直した時から、

会社の中で松下幸之助をずっと支え続けてきたのが

むめのさんでした。

会社を辞めたとき、

幸之助は最初「おしるこ屋」をやると

言っていたそうです!

それを、むめのさんが

「辞めるきっかけとなったアイデアを

 活かしてみたらいいんじゃない?」

と言ったそうです。

この言葉が無かったら、

今のパナソニックはなかったというわけ。

 

 

その後、

従業員が1000人になる頃まで

むめのさんは会社にいたそうです。

幸之助さんはこれ以上自分の妻を

会社に置いておいたらマズいと考え、

会社から身を引いてくれと、

むめのさんに頭を下げたそうです。

なかなか身を引くまで大変だったそうですが、

会社との直接的な関係はこの頃から無くなったとのこと。

 

 

日本の中小企業は、

その多くがお父ちゃんとお母ちゃんで

やりくりしているのが典型例です。

それがいけないと言ってるのではありません。

 

 

でも、組織が大きくなっていく中では、

夫婦という形を超えていかなければ、

企業の成長は止まってしまうんですね。

その成長の過程を効き脳と

クリエイティブプロセスで考えてみましょう!

 

 

効き脳とは、以前の記事を参考にしてみてください。down arrow

頭の使い方にはタイプがあります。

効き脳診断

そう、人の思考パターンを表したものでしたね。

人の思考パターンは誰もが違います。

だから、それぞれの強みを発揮して

チームは作られるのです。

 

 

そのチームが上手く機能している理想の状態を

効き脳でご説明します。

それがクリエイティブプロセスというもの。down arrow

クリエイティブプロセス

①から⑤までの流れに沿って事業が進むのが

スムーズに業務プロセスが進むと言われています。

①Dの人がアイデアを出し、

②Aの人がビジネスが成立するか分析します。

③Cの人が会社内で上手くいきそうか検討します。

④再度Dのところにビジネス案を戻し、

 当初のアイデアが変わっていないか確認する。

⑤最後はBの人がそのビジネス案を実行する。

これがクリエイティブプロセスです。

 

 

 

どんな会社でも、

それぞれの強みを生かし弱みを補い合っています。

例えばCが強い人ばかりだったら、

その会社は早々に潰れてしまいます。

採算のことが分からず、赤字を改善できないからです。

バランスが大事なんですね。

 

 

起業したての企業は、

夫婦でやりくりされるところが多いのですが、

やはりお互いの役割分担は分かれています。

アイデアと人付き合いが得意なご主人。

DとCが強いタイプですね。

数字が強くてマメに帳簿を付けられる奥様。

AとBが強いタイプですね。

それぞれの強みが生かせるから、

夫婦二人でクリエイティブプロセスが

回せるのです。

足らないところは補い合ってるんですよね。

 

 

でね、会社が大きくなっていくと、

夫婦二人だけのクリエイティブプロセスでは

回しきれなくなります。

スタッフたちは夫婦の間には入れませんから。

どんなに優秀な幹部スタッフたちが揃っていても、

そのサイクルに入っていけませんよね。

 

 

ある程度会社が大きくなってくると、

夫婦で回していたクリエイティブプロセスを

一旦リセットします。

あらためて組織の中で回す仕組みを

作ってあげなければ、

その後の会社の成長はありませんね。

 

 

松下むめのさんの話に戻しますが、

会社規模が1000人というと

すでにかなり大きくなりすぎています。

むめのさんからすれば、

せっかく築いた自分の立場を

そんなよく分からない理由で

退いてほしいと言われても、

なかなか納得できなかったでしょう。

3年近く幸之助さんが頼んでいたと

いう話もありました。

 

 

会社の組織の器を

ある程度の社員数で変えていくことは

必須なのです。

なぜ退職者が増えたか、

社内でトラブルが増えた、

などの理由があれば、

組織の器が変化に耐えられなくなっていることを

疑ってみてください。

組織の在り方を規模に応じて

見直してみるのもよいですよ(^^)/

 

 

 

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