過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。

毎日ブログ688日目

 

 

おはようございます!

今週はセミナー2件、コンサル1件と、

決算報告や相談対応です。

セミナーなどが重なると、

時間がいくらあっても足りません。

 

 

さて、

私が所属している相続診断士という

認定の資格があります。

ここの組織のテーマは、

「笑顔相続」

なんです。

残された遺族が笑顔で相続を受けられる

家族を増やすことが理念です。

それに対して巷では、

相続を皮肉って「争族」と

表現していることが多くみられます。

 

 

最近引き受ける相続税の申告では

笑顔相続のケースしかありません。

基本的に笑顔相続のものしか

引き受けたくないからです。

争いに巻き込まれるのは、

本当にエネルギーを要しますし、

誰も幸せになりませんから。

でね、

争族になるケースはいろいろあるでしょうが、

やはり一番重要なのは、

生前にちゃんとしておくことです。

 

遺産争続

 

生前に何をしたら揉め事になるか。

それは親が原因を作ります。

以前経験した事例は、

年老いた自分を大切にしてほしいがために

子供たちに隠れて贈与をして気を引いたり、

他の子どもに嫁の悪口を言ったり。

子供たち兄弟が後で話をしたら、

聞いていた話が

違うってことがあったんです。

 

 

これって場合によっては、

疑心暗鬼になって兄弟間の信頼を

失わせることになるんですよね。

一度兄弟間での信頼を失うと、

その後のやり取りはすべて裏があると思い込みます。

正しい事をしていても、

全部悪い方向から見えてしまいます。

 

 

それもこれも、

生前に親がしっかり子供たちが揉めないように

全部のことを話しておかないからいけない。

正月でもお盆でもいいから、

年に一度は相続の話しをするといいですよ。

それを聞いて子供たちは安心しますから。

さらに付け加えれば、

遺言書を公正証書で書いておきます。

その中に付言事項として、

子供たちに想いを書いておくのです。

遺言書

遺言書に財産の分割方法だけを書いておくと、

その分け方の内容で兄弟関係が悪くなるんです。

そうならないように、

なぜそんな分け方をしたのかを、

付言事項で記しておくのです。

気持ちとしてね。

「次男のBには多くを分けられなかったけれど、

 お前は若いころに問題を起こたから、

 たくさんお金がかかったな。

 少ないが勘弁してほしい。

 これからは長男のAを

 しっかり支えてあげておくれ。」

なんて書かれていたら、

財産の分け方が平等でなくても

納得できるかもしれませんよね。

 

 

相続対策と相続税対策があるのですが、

相続の対策は税金がかからなくても

必要なのです。

遺言書を書いて、

先の不安を取り除くのが対策なのです。

判断能力が無くなってからでは

もう遅いんですよね。

だからこそ、

早いうちから遺言書は書いてください。

 

 

実は私も遺言書を書いています。

何年も前にね。

私のうちには子供がいません。

そんな時には遺言書がないといけないんです。

その話はまた今度。

 

 

 

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