過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ2518日目

 

 

おはようございます!

仕組みを変えていくことは

組織のメンバー達に大きな負担をかけていくので

一気に何かを変えることはリスクを伴います。

だから藤垣会計では、

なにか新しいことを始めるときは

十分に猶予期間を設けながら取り組んでいます。

 

 

製販分離と呼ばれる組織変革も、

今年で4年近くになりますがようやく成果が見えてきました。

担当者制だった一般的な会計事務所のスタイルを

誰がやっても同じようにできるようにするため、

分業化と標準化を意識したチームで仕事に取り組む方法に

変えてきたんですよね。

 

 

当初はなかなか成果も出てこなかったので、

不平不満も裏から聞こえてきました。

「結局、製販分離なんてできてないですよね」

こんな声もありましたが、

最近ではお客様と直接接する顧客管理のメンバー達は

月次や決算をほとんど組むことなく仕事が回っています。

それだけ多くのお客様の対応ができるのですが、

それだけ情報が一人に集中しないために

業務報告書の記載がルールとなっています。

一時はこの業務報告書の一月の記載数を記録して

誰が多く書けているかを見える化して

習慣化しようと取り組んでいたこともありました。

 

 

こうして先月では

3月決算法人の申告月で一年で一番忙しくなる月だったのですが、

昨年の決算処理の終了日と比較すると

軒並み早く終わっていたんですよね。

3月決算の件数はもう限界だと思ってきましたが、

まだまだ余力があるとメンバーから聞こえてきたほどです。

 

 

こうして時間をかけて定着してきた製販分離ですが、

大事なのはこれからです。

習慣化するということはとても難しくて、

ちょっと気を許すと簡単に昔の状態に戻ってしまいます。

例えば、

業務報告書の記載です。

これがあるから決算担当者や月次担当者、

上司のリーダーや私がお客様の状態を把握するために

役立つものとなっているのですが、

実際には最近はずいぶん書き忘れが多発しているようです(笑

 

 

一方でできたと思った後ろでは

できていたことができなくなっている。

でもこれは正常な成長プロセスです。

できて、できなくなって、またできて、できなくなって。

この過程の中で全体は進んでいるので、

常に状況は違うのです。

同じできなくなっていたとしても、

以前のできなかった時とは事情が変わっているのです、

だからこそ、

何ができていて、何ができなくなっていて、

その原因はどんなことが障害になっているのかを

見つけられるかどうかが大事なんですね。

 

 

ルービックキューブで遊んだことありますか?

これを2面から3面揃えようとするときに似ています。

3面目を揃えようとしたときに、

既にそろっていた2面目が壊れてしまうんですよ。

だから全体が揃う状態から逆算してキューブを動かすことが必要になるのです。

組織も一緒です。

あなたの組織ではどんな感じですか?

結果的に成長できていますか?

 

 

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