過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ2530日目

 

 

おはようございます!

昨日の午前中はコンサルタントの方に来ていただいて

製販分離のMTGでした。

その方から金沢の税理士事務所さんの取り組んでおられる事例を

いろいろ教えていただいたのですが、

どれも参考になる話でした。

藤垣会計でも取り入れていきたいことだったので

忘れないようにここに記しておきます(笑

 

 

一つはお客様との仕事の役割分担の明確化のはなし。

これからインボイスが始まるからこそ、

会計事務所とお客様の業務の役割分担を

明確にしておかないと全部が会計事務所の負担となってきてしまいます。

具体的には、

①取引が発生して、

②帳簿を整理します。

現金出納帳作成、売掛帳、棚卸し表など

③振替伝票作成からデータ入力、総勘定元帳作成

④会計・税務の監査

こんな流れです。

もう少し言い方を変えると、

①取引

②経理

③記帳

④監査

となります。

会計事務所で行う業務は一般的には

③④か④です。

でもね、

結構多くの場合、

②の経理の部分まで会計事務所でやっちゃってるんですよ。

そこはお客様がやる仕事なのに、

現金出納帳と領収書を照合してみたり、

売掛表で計上が漏れているところを調べてあげたり、

経理業務まで無償でやってしまっているんです。

だからこそ、

どこまでをお客様が責任もってやるのか、

どこから会計事務所がやるのか。

この責任の所在を明確にすることが

大事なんですよ。

そうしないと、

インボイスの領収書のチェックまで会計事務所に

押し付けられてしまいます。

 

 

話しを聴いた改易事務所さまでは、

顧問契約が始まったお客様に事務所見学に来てもらっているそうです。

お客様は資料を渡したら試算表ができてくることは分かるのですが、

どんなプロセスで作成されていくのかが分かりません。

その価値が分からないのですね。

だから見学に来てもらって、

お客様と会計事務所の業務区分を明確にしていくんだそうです。

これは参考になりますね。

 

 

 

もう一つ面白い話を聞きました。

お客様担当の会計事務所スタッフが試算表を届けに行くと、

内容にミスがあったりすると叱られるんだそうです。

でもその試算表を作ったのは内部の社員さんで、

その説明に行った社員さんとは違うんですよね。

お客様には誰が作っているかも分からないんだそうです。

だからね、

指示書という試算表を作る過程でだれがどの作業をやったのかが

一目瞭然の書類を試算表に添付しているんだそうです。

そうしたら、

入力をミスしたメンバーが誰なのかが一目で分かっちゃうんですって。

ミスして手戻りが多いとたくさん印鑑が押されるので、

ミスばかりしていることもお客様に見えてしまうということ。

責任者がチェックしてくれると思って

安易に仕事に取り組んでいると手戻りが増えます。

それがお客様にも見えるようにする意図は、

責任の所在を明確にすることで、

内部の社員にも緊張感をもって仕事をすることに

繋がると思った取り組みだそうです。

これも見習いたい取り組みだと思いますね。

 

 

常に新しいことに取り組みながら

より良い状態を目指していきたいものです。

藤垣会計でも導入するかどうかは要検討ですが、

常に前向きに取り組んでいきます(^^)/

 

 

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