過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1218日目

 

 

おはようございます!

今日は朝から名古屋へ。

夕方はロータリーの臨時総会に参加予定です。

一週間があっという間です(^^;

 

 

最近のニュースで、

社員が会社のお金を5億円横領していたという

話題がありました。

実際に横領した社員が自殺して、

その横領した金額は元役員からの指示だったとか。

 

 

その会社の名前が、

うちと取引している会社名と似ていたため、

家内が慌てて私に教えてくれました。

よーく見ると社名が一文字違っていて、

ただの見間違いでした(^^;

ちょっと安心しましたが、

その横領事件は実際にあった話でした。

 

 

こんな大きな事件ではなくても、

私たちが関与しているお客様先でも

たまに横領に近いものを見つけることがあります。

ある会社様では、

退職した営業所職員が

出先で集金していた数万円を

会社に入れずに持って行ったまま

退職してしまった。

他の会社では、

経理を任せていたスタッフが

資金繰りやお金の流れがずさんで、

領収書を無くしてしまうと聞いていたが、

おそらくそのスタッフが使い込んでいた。

他にもいろいろなケースを見てきましたが、

比較的小さなケースが多いのと、

証拠もない場合が多いので、

警察に届け出ることはほとんどありません。

 

 

でもね、

これって立派な横領なんです。

 

 

一般的にはこういうケースは

横領する側が罪に問われますが、

私は経営者にも大きな責任があると感じています。

というのも、

横領される会社って、

管理ができていないケースがほとんどだからです。

経営者が管理が苦手だから、

盲目的に社員を信用して任せてしまっていた

というケースが多いのです。

任されている社員からすると、

横領してもバレないと思えるんですよ。

 

 

しかし、

そんなに甘くない。

会計の帳簿は必ずバランスが

取れるようにできています。

預金通帳からお金を引き出せば、

それに見合う領収書など

支払先が分かるはずなのです。

領収書が不足していれば、

引き出したお金が使われていないことになり

帳簿上の現金残高が

どんどん増えていきます。

実際にはお金は残ってないんですけどね。

で、

決算の時に私たちが

現金残高についてお伺いすると、

「え!?そんなに現金は残ってないけど?」

ということになり、

お金がどこに行ったか調べていくと、

任せていた担当社員さんが

領収書などを無くしてしまったとか

曖昧な発言をするのですね~(^^;

しかし、

結局は原因を解明するに至らず、

横領の明確な証拠もありませんから

経営者が負担することに

なってしまうのです。

 

 

結論としては、

経営者が仕組みを作らないことが悪い。

どんな健全な人でも、

目の前に自由になるお金があれば

魔が差すということがあるのです。

あってはならないのですけどね(^^;

 

 

社員を悪者にしないために、

不正ができないシステムを

作ることが経営者の仕事なのです。

 

 

常に帳簿と残高を確認する習慣を作るとか、

すべてを任せきらないとか、

いろいろ方法はあります。

仕組みがない会社の経営者さんは、

必ず仕組みにしてください!

 

 

 

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