こんばんは!

今日は相続税の仕組みについてちょっとお話ししますね。

というのも、

相続税の計算方法ってとても複雑なので

勘違いしている人が多いんですよね。

 

 

何が難しいかって、

まずは申告のスタイルが特殊。

本来は相続人が一人ひとり申告するものなのですが、

相続税って相続人全員が連名で同時に申告するスタイルが

基本となっているんですよ。

なぜなら、

相続税額ってまずはその被相続人に対して

いくらなのかを総額を算出するんです。

分割の仕方によって相続税の総額が変わらないように、

まずは総額を決めるんですよ。

そしてその総額に対して、

自分が相続した財産の割合に応じて

相続税を納めるということになるのです。

 

 

だから総額が決まっているので、

連名でまとめて申告したほうが間違いがないというわけ。

 

 

もちろん訴訟などで相続人同士が揉めてしまうと

とてもなかよく連名で申告というわけにはいかないケースも出てきます。

そういう場合には、

自分で総額を計算して自分が受け取る分に対して計算して

自分の分だけ申告をするということになります。

この場合には、

相続人それぞれが異なる総額を計算してしまう可能性があるので、

税務署としても過少になってしまった方の相続人には

税務調査などで干渉してくる可能性が高くなりますよね。

 

 

相続は本当にケースバイケースで

すべての申告の状況は異なります。

一つ一つの相続にはストーリーがあって、

いろいろな人間模様があるのです。

私たち税理士は弁護士のように交渉はできないので

なかなか相続人間の深いところまでは

関わりにくいところもありますが、

とはいえ巻き込まれていくこともあって、

こちらも精神的に大変なこともあります。

そういう相続のことは忘れることなく

結構覚えているものですね(^-^;

 

 

相続は、

争い族と書く場合もあれば、

笑顔相続となることもあります。

笑顔で相続をむかえようとするならば、

事前対応をしていくしかありません。

必要でしたら遺言書の作成のお手伝いをして

笑顔相続のサポートをしています。

興味のある方はぜひお声掛けくださいね!

 

 

 

 

藤垣会計事務所