術後の経過
こんばんは!
今日は仕事のことではなくて
うちのワンコのことを報告します。
うちのワンコは今14歳5か月のメスの柴犬、
大きな病気もせずに毎日4回散歩に連れていき、
元気にしていたのですが、
この一年ほど胆のうに泥がたまっているとのことで
薬で調整しながら3か月ごとにエコーでチェックしていただいてました。
たまたま年に一度の健康診断を受けた際に
3か月ほど前のエコーでは見えなかった影があったとのこと。
街の動物病院の先生ですが勉強熱心で
うちのワンコのことは誰よりもよく知ってくれていて、
その先生が明確に肝臓に腫瘍があること、
肝臓の外側にできているので手術でとれる場所にあること、
まだまだ元気なので手術に耐えられること。
こういった理由から岐阜大学の動物病院へ
検査に行くことにしました。
ありがたいことに、
岐阜大学には獣医学科があるため
併設されている動物病院にはMR、CTなどの
最新の設備と外科手術ができる先生方がいらっしゃるのです。
検査の結果は街のかかりつけ医の先生の話し通りで
肝臓に大きな二つの腫瘍と小さな腫瘍が一つできていて、
幸いにも外科手術でとれること、
また取ったとしても肝臓の三分の二は残るので
術後の生活には大きな影響はないことを教えてくれました。
胆のうが癒着などしていたら取ってしまうとのこと。
胆のうを取っても大丈夫なのか心配でしたが、
それも問題ないとのことで、
手術をお願いすることにしました、
検査から2週間後に手術でした。
朝の9時に病院に連れて来て先生に預け、
午前中は検査、
午後の13時から執刀して早ければ17時頃に終わるとのこと。
癒着とかがあれば時間がかかると聞いてました。
面会ができるので私と妻は17時頃には病院の中のベンチで
待っていました。
でもなかなか呼び出しが来ません。
隣で待っているご家族は、
奥さんが泣いていて手術がうまくいかなかったようでした。
チラッと聞こえてくる話から、
脳腫瘍ができていてすでにおかしな行動がみられていて、
一か八かのチャンスにかけての手術だったようです。
心臓は動いているのですが脳死状態でいつまで生かせるかということで
ご家族の返事を手術室で待っているみたい。
めちゃシリアスな状態でした。
その横で1時間たっても2時間たっても
呼び出しが来ない。
もうすぐ20時。
あー、よくない状態なんだろう、
もう死んでるかもしれない、
やっぱり高齢だから体力が持たなかったんだ、
心臓マッサージなど先生が緊急対応しているんだ、
なんて不安しかない状態で先生から呼ばれて
診察室に入りました。
結果、
大変だったけど全部予定通りできたとのこと。
ホッとしました。
なぜ時間がかかったかというと、
すでに腫瘍が若干破裂していて、
そこから漏れた体液などが内臓に広がってしまい
癒着がひどかったんだそうです。
癒着があると丁寧にそれを剝がしていかないと
臓器の下の方が見えないんです。
だからとても時間がかかったようで、
心配しましたが無事に手術は終わりました。
ワンコの面会をさせていただきましたが、
すごい息が荒くて最初うちのワンコの息だと思わなくて
びっくりしました。
それだけ大きな手術をしたんだと思い、
麻薬などの痛み止めも使っていると言われたので
犬も人と一緒だと思いました。
内臓の炎症が見られないなど状態がよくなれば
退院とのことでした。
結果、二日後に退院することができました。
退院後もなんだかんだありまして
まだ抜糸が済んでいません。
でも術後10日になり
ようやく散歩もそれなりの歩くスピードが出てきて、
順調に体力も戻ってきたようです。
心配しましたし、
手術は必ずしもうまくいかない中で
おかげさまで何とかできまして、
腫瘍も悪性ではなかったこともわかり、
本当によかったです。
ご心配おかけしましたが、
また笑顔でお見送りしてくれる日がきそうです。
ありがとうございました。