こんばんは!

昨日のセミナーの効果でしょうか、

参加されたお客様が決算書をご自身で分析されておられるようでした。

素晴らしい!!

なかなか行動に移せない人が多いのです。

手を動かして自分でやってみることが大事。

やってみることで気づくことの多いことを知るでしょう。

 

 

でね、

世の決算書は利益が出ているように見えるために

いろいろなルールがあります。

例えば製造業だと、

製造原価報告書という製品の原価となる科目が

集約されているのですね。

売上原価といえば聞こえはいいですが、

製品の1つ当たりの原価を知るために作っているのですね。

でもこれって固定費となる賃金や工場の家賃のような経費まで

製品に配布されて原価として計上されているのですね。

こんな計算を毎日やってられますか?という話ですよ。

 

 

複雑怪奇な製造原価計算、

なぜこんなことしているかっていうと、

期末製品在庫や仕掛在庫を計上する金額が増えれば

利益は大きく計上されますよね。

税務署が喜ぶことになるのですよ。

経営者が経営のために使えるものではありません。

 

 

だからこそ、

経営者が自分で決算書や試算表を組み替えて、

売上と変動費を明確にしていく必要があるのです。

シンプルにすることで

はじめて一日で商品を何個売ったらいいのかが分かるんですよ。

こまかい諸経費となるようなものは変動費に入れないこと。

サッと計算できないようでは現場で使えないのですね。

 

 

売上の増減と完全一致する費用だけを

シンプルにチョイスして変動費として考えること。

これがコツですね!

 

 

ぜひ現場に活かせる経営数字を見える化していきましょう!

 

 

藤垣会計事務所