過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1748日目

 

 

おはようございます!

先日の税理士会の支部定期総会にて

10年の表彰をいただきました。

総会の帰りに40年の表彰を受けられた税理士先生に

「○○先生(私の師匠)が亡くなられて何年になる?」

と声を掛けられました。

私の師匠の先生が亡くなられたのがきっかけで

独立開業をしたので、

「もう7年目になるんですよ」

なんて会話をしてました。

 

 

私の独立開業では、

いろいろな意味で大変な苦労はありましたが、

実は独立そのものは

本当は別のことを想定して動いていたんですよね。

 

 

なかなか勤務時代は自由にならず、

先のビジョンも見えなかったため、

その年の夏を目途に

勤務していた事務所を退職して

独立開業をすることを決めていました。

税理士が独立するとき

自分の担当先をもって独立すると

大いに揉めるのですが、

その覚悟を決めて辞表を出すタイミングまで

水面下で準備を進めていこうと考えていたんですよ。

 

その矢先に

突然の大先生のご逝去でした。

もうお客様のこと、

メンバーたちのことがあり、

そのまま事業を引き継ぐ以外に選択肢はなく、

必死で事務所を立ち上げたのはまだ記憶に新しいです。

 

 

でね、

今になって思えば、

当初の予定通り喧嘩覚悟で独立していたら

大変なことになっていただろうと思うんですよ。

そんな簡単にお客様は付いてこなかっただろうし、

税理士の狭い世界ではいろいろ噂をたてられただろうし、

むしろ専門職だからこそ以前の職場にも顔を出して

相談したりする関係を残しておくべきで、

そういうことを考えると

無理やり独立しても上手くいってなかったんじゃないかと思うんです。

今なら確信をもって言えます(^^;

 

 

そう思うと、

仕事をやめて退職するタイミングって

私のように独立という人もいれば、

転職という人もいるし、

職業そのものを変える人もいると思いますが、

本当にそのタイミングが最善なのかって

とても重要になるんです。

 

 

仕事を2、3年勤めたからって

退職して上手くいくかどうか分からないし、

仕事がつまらなくなったなぁと感情に流されても

次の職場で同じことを繰り返すだけです。

逆に、その職場で10年とか頑張ったおかげで

仕事の質が上がり人脈が広がって

楽しくなることなんてよくあることです。

 

 

今の現状を変えるために

安易にドロップアウトはしてはいけない。

目標が明確にない人ほど、

職場の人間関係が嫌だとか

上司とうまく付き合えないからとか、

周りに迷惑かけるからとか、

そんな理由で辞めてしまう。

その前に目的目標を明確に定めて、

自分にとって今なにをすべきかを

よくよく考えていきましょう。

5年後、10年後に振り返ったときに、

あの時の決断は正しかったなと

思えるような選択をしたいものですね!

 

 

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