仕組みはなぜ必要なのか?
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ1788日目
おはようございます!
昨日は午後から名古屋税理士会の総会に参加してきました。
税理士登録して初めて本会の総会に参加しました。
来月から始まる新しい期では理事となりますので
そちらのお仕事もしっかり対応していきます。
さて、
このブログではお馴染みの図なのですが、
あらためて氷山モデルの話しをしましょう。
学習する組織という書籍の中で紹介されている氷山モデルは、
組織の中で起きるあらゆる問題を捉えるのに
とても便利なツールです。
あなたにもご紹介しますね。
👆これが氷山モデルの図となります。
海面の上に出ている部分は
目に見えることです。
海面下にはそれ以上に大きな部分が
沈んでいるのですが、
ここに問題の元があるのですね。
例えば、
誰かがミスをしました。
上司がミスをした部下に
「なんでミスしたんだ?」
「見落としていました。
これからは気を付けます。」
「よし、わかった。
気を付けろよ。」
この会話を聞いていて、
ミスが無くなる気がしますか?
しませんよね。
なぜかというと、
これは氷山の見えている事象に
フォーカスしているだけで、
その下にあるところが変わっていないからなんです。
では下の部分って何があるのでしょう?
まずは時系列パターンです。
どんな時にその現象は起きるのか?
いつも同じタイミングでミスは起こらないか?
と考えるのです。
そのパターンが分かれば、
そのタイミングで何かできることがありませんか?
例えば、
いつもはミスがない人でも、
よく観察すると月末近くにいつもミスが発生している。
この原因は月末締めの仕事が集中していて
注意が分散してしまうことがわかった!
こんな事例もありえますよね。
原因が分かれば対策をするだけです。
そしてその下が一番経営者がやるべきこと。
「構造」のところです。
業務のプロセスに問題がないでしょうか?
まさに仕組みの部分です。
ここにメスを入れられるのは経営者だけです。
メンバーたちは気がついても変えられません。
だからこそ、
経営者がどんな構造に変えれば
問題が解決するのかを考えなければならないのですね。
藤垣会計でもミスが発生しますが、
個々のメンバーの問題で終わらせてしまうと
いつまでたってもミスはなくなりません。
では、
どんなタイミングで、
どんな仕組みだから、
このミスが起きたのか?
ここを見る癖を付けていきましょう。
現場では出来事レベルの視点に終始してしまいます。
組織の管理者や経営者がその下にある部分を
どれだけ見られるかで、
組織の仕組みづくりは大きく違ってきます。
あなたも見る視点を変えていきましょう(^^)/
明日はこの視点で考えた話をしますね。
思考の流れを止めるとミスが生まれるという話です。
お楽しみに(^^)/
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