過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1860日目

 

 

おはようございます!

今日は久しぶりに誰かと約束がない一日。

朝は奥さんとモーニング♬

その後は一日会社でプレゼン資料作成です!

 

 

さて、

よく経営者の方から質問される話です。

利益が出たらボーナスを払っていいでしょうか?

 

あなたが社長ならどうしますか?

実はこれには正解不正解はありません。

ボーナスを出しても出さなくても、

どちらにも正当性があるからです。

 

 

ただ、

これはやってはいけない!

というポイントや、

こうしたほうが良いということもあるのです。

そんなお話をしていきますね。

 

 

でね、

この話を聞いたときに

利益ってどの状態の利益を指していますか?

もしかして税引前の利益のことでしょうか?

税理士さんから、

「今年は〇〇〇〇万円の利益が出ているから

税金が多くなりますよ。」

と言われたときに見ている利益は

税引前利益ですよね。

経営者の方はなんとか利益を減らしたいと

いろいろ考えるんですよ。

そして社員さんに決算賞与を払おうとする方もおられます。

 

 

ここで注意するポイントは、

この利益は最後に残ったお金ではないということ。

税引前利益から税金を支払い、

その中から借入金の元本分を捻出しているのですから、

多額の賞与を支給してしまうと

借入金を返済しきれなくなってしまうのです。

他にもお金の使い道はあって、

将来のための貯蓄もここから行います。

 

 

だから、

利益が出ているからといって

考えもなくお金を支出してしまうと

会社のお金が無くなってしまうのですね。

利益と資金の動きは必ずしも同じように連動していないのです。

 

 

では賞与は出さないほうが良いか?

いや、そうでもありません。

経営計画を立てている経営者の方ならわかると思いますが、

得られる利益をどう分配するのか。

もちろん内部留保といって社内に残す資金はとても重要です。

しかし全部をため込んでいくよりも

もっと効果的なお金の使い方もできるんです。

そのために一定の割合を事前に決めておいて

安全な範囲で決算賞与を支給するのです。

計画の段階で、

決算賞与の条件を作っておけば良いのです。

そうすれば社員さんもより一層頑張るでしょうし、

翌年もまた目標に向けて頑張ってくれるでしょう。

 

 

「毎年支給していると

それが当たり前になっちゃうからな」

経営者の方から良く聞くフレーズです。

確かに毎年努力もなく同じように決算賞与が支給されれば

それは毎年もらえるものだと認識するでしょう。

だからこそ、

支給するときの条件を社員さんの成長や

組織の成長とリンクさせて設定するのです。

頑張って成果を上げれば

毎年支給したって何の問題もないでしょ?

 

 

基準とは計画。

経営計画を立てていく中で

来年の事業戦略が明確になり、

その過程で決算賞与の基準も明確になるのです。

そろそろ来年の計画を立てはじめる時期になります。

このブログでは、

経営計画について年末まで何回かに分けて

記事を書いていきますので、

興味のある方は読んでくださいね(^^)/

 

 

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