なぜあなたの社員の給料を上げられないのか?
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ1967日
おはようございます!
最近ようやく日本の賃金が安いことが
取り上げられ始めました。
先日紹介した
『安いニッポン
「価格」が示す停滞』
や、
大前研一さんの毎年出版される
『日本の論点2022~2023
なぜニッポンでは
真面目に働いても
給料が上昇しないのか。』
でも取り上げられています。
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もう30年にわたり給与水準が変わっていないので、
今さらなんだろうって思う人がいるかもしれません。
でもね、
一人当たりのGDP だと、
すでにシンガポール、韓国にも追い越されてしまったんですよ。
人口が多いのでGDP総額ではまだ上位にいるのですが、
いよいよ下降していくところなのです。
大前研一さんはこの状況の原因を
日本の生産性の悪さだと指摘しています。
製造業においては生産性は低くない、
悪いのはホワイトカラーの間接部門。
総務、人事、経理、法務などの間接部門が
何年たっても生産性が向上していないんだそうです。
DXが進めば人が減るはずなのに、
それが進んでいないのですね。
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ホワイトカラーの生産性と言えば
会計事務所も企業の経理部門を記帳代行として
受け入れているから、
他人事ではありません。
中小企業では経理担当者が高齢化して
DXについていけないのが現状です。
うちのお客様でもメールすら使えない会社様も
いらっしゃるのが現実なのです・・・
経営者にDX化を会計事務所から提案して
高齢の担当者の方でも使えるような仕組みを考えていかねば、
本当に10年後には生き残っていけないかもしれません。
藤垣会計の生産性だけ見てみると
数年前から大きな生産性の向上が図られてきました。
ペーパーレスの定着ができたことで
年間1万枚以上の紙が要らなくなりました。
紙やトナーの費用だけでもバカになりません。
仕事もテレワークがいつでもできる状態になっています。
進んでいるお客様にはクラウド会計で
自動入力される仕組みも提供できています。
業務の標準化を進めたことで、
今年は売上は10%アップ、
年間の残業時間は前年の約70%に減少、
総労働時間も前年から5%減少、
それでいて人件費総額は10%アップできる見込みです。
単純にそれぞれの生産性をかけ合わせていくと
すごい大きな伸びを示した1年でした!
でもこれって偶然ではないんですよ。
すべては逆算から始まります。
頭の中で描けないものは実現しないのです。
だから計画は重要なのです。
でももっと重要なことがあります。
計画の前に目標があり、
目標の前には目的があるのです。
私は目的に出会って人生が変わりました。
自分のために経営していたのが、
社員のために、お客様のために変わりました。
そこから事務所の売上が伸びはじめ、
今の状態になりました。
まだまだ道半ばではありますが、
でもこれもビジョンの実現のなかでは
計画の途中でしかありません。
あなたの会社の目的はありますか?
その目的から一貫性のある行動をしていますか?
あなたがそうでなければ、
社員さんもそうならないんですよ。
時間はかかりますが、
一歩一歩理想に向かって進んでいきましょうね。
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