「信頼」のレベル
過去の数値から、
仕事をする税理士
その数値を活かして、
未来を創造する
未来会計士 藤垣寿通です。
三菱自動車が今年の春頃
燃費性能をごまかした問題で、
販売台数が一気に減少したことは
記憶に新しいですよね。
昨日参加した行政書士研修で
体験談を語っていただいた
ベテランの行政書士の先生から、
三菱自動車を例にとり、
「信頼」は、
積み上げるのに時間がかかる。
しかし、
失うのは一瞬です。
なるほど、
その通りだなと思いました。
信頼については、
こんな話も聞いたことがあります。
信頼には二つのパーセントがある。
100%と98%
何が違うと思いますか?
100%の方は、
お客様からの信頼。
これには100%で
応える必要があります。
では、98%は何か?
これは、仲間との信頼である。
例え話になりますが、
有名なビートルズの話。
ビートルズはライブが中心で
人気になったのですが、
有名になってくると、
レコーディングにかける時間が
長くなってきます。
そんなに上手でなかった彼らは、
何度もミスをして、
何度も何度も
録音を繰り返したそうです。
その内、仲間の間で
小さな不満が募っていきました。
これだけが原因では
ありませんが、
最終的には、
解散してしまいました。
仲間を許す余裕が2%分。
つまり、100%で信頼すると、
ミスを許せなくなってしまう。
ギスギスしてしまうんです。
だから、少しのあそびを設け、
98%が丁度いいんだ。
100%と98%の違いは、
仲間を思いやる気持ちでした。
また、福島正伸先生は、
人間関係における信頼について、
「人は、
受け入れてくれた人を
受け入れ、
自分を信じてくれた人を
信じます。
まずは、
上司が部下を受け入れ、
一生涯付き合う
覚悟を持つことが、
信頼関係のベースに
なるのだ。」
と言われました。
三菱自動車のように、
自分の利益のために
相手を欺くことをすれば、
とうぜんお客さんは
離れていきますよね。
まずは相手に真摯に
向き合う姿勢、
つまり覚悟が
問われているのだと
思います。
なかなか難しいことだと
思いますが、
私は、出会う人のことは
まず好きになることにしています。
出会う前から、好きだと決める。
そうすれば、誰にお会いしても
ありがたいと思えます。
一期一会に、感謝ですね。