過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。

 

 

 

おはようございます!

今日で5月終了です。

月末は申告や届出の提出期限でもあります。

出し忘れの無いよう気を付けてくださいね!

 

 

 

さて、たくさんの会社や経営者を見てきて、

色々な話を様々な立場の人とします。

面白いと思うのは、

経営者とスタッフたち、それぞれと話を聞くと、

いろいろな問題が起きていて、

日々それを解決することに追われていたりするんです。

その問題達は、少し形を変えてまた起きてくるんです。

そこには何か深い原因があると想像できますね。

 

 

その問題はどこから来るのでしょうか。

まぁ、経営者とスタッフでは立場の違いはありますが、

社員同士でも考えていることがバラバラだったりすることがあります。

そして問題が発生するわけです。

さらには、その問題が何度も繰り返されるんですよ。

「またか!」って、嫌になっちゃいますよね。

その原因を整理する上で便利な考え方をご紹介しますね。

 

 

それは氷山モデルと言います。

氷山

 

氷山って、全体のうちのほんの一部しか目に見えませんよね。

この目に見える部分を、発生した問題としますよ。

その原因というのは、目に見えていない大部分が元になっていると考えるわけです。

 

 

その氷山モデルの考え方はこの図でイメージしてください。down arrow

氷山モデル

一番上の「できごと」とは、

実際に起きた問題であり、目に見えるところです。

その下の「時系列パターン」とは、

どんな時にその問題が起こるのかというパターンです。

ある一定のタイミングで起きる問題があれば、それです。

その下の「構造」の部分とは、そのパターンにどんな構造が影響を及ぼしたか。

構造・仕組み、組織の階層や組み方が構造だったりしますね。

そして一番下の「メンタルモデル」とは、

それぞれの人の考え方や価値観、想いなどです。

仕事をする人の考え方レベルの問題なので、

そもそも「頑張っても意味がない」とか「人と接するのが嫌だ」と考えている人がいたら、

それが大元の原因だったりするのかもしれません。

 

 

この4つのレベルのうち、一番簡単に変えられるのは、

一番上の「できごと」です。

その問題そのものを解決すればいいのです。

目に見えていることなので普通にしていたら解決しますね。

でも、根本的な解決にはなっていないのです。

「できごと」だけを解決した場合は、

再び同じパターンにはまったとき、同じ問題が起きるでしょう。

 

 

では、その「時系列パターン」を解決したらいいのでしょうか?

それは無理です。

パターンなので仕事をしていれば同じパターンはあるわけですから。

ではどうしたらいいでしょう?

「メンタルモデル」を変えるために頑張りますか?

それって、自己啓発の世界ですよね。

とても時間がかかることになりますし、

改善するのかしないのか、よく分かりません。

では、結論です。

「構造」を変えるしかないのです。

その時系列パターンになったときに、

その問題が起きないような「構造」をつくるんです。

 

 

 

氷山モデルは組織で起きる問題を原因からの流れで見える化したものです。

「チーム作り」という観点で解決策をすることができます。

いろいろなゲームを使った研修をすることで、

仕事で起きている問題を疑似体験し、

自分自身で気付きを得ることができるのです。

ゲームしてると素が出るでしょ。

口でいろいろ言って説明するより、

自分を再発見してもらうわけですね。

人から言われても、人は変わりません。

自分で気が付いてはじめて変わろうという意識が現れます。

仕組みや構造をどう変えたらいいかを自分たちで考え、

それを実践していく組織を作ることができるんですね。

 

 

問題は解決しなければいけませんが、

その下にあるパターンや構造のことも一緒に考えてみてくださいね(^^♪

 

 

 

 

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