キャッシュフロー経営|お金が減っていても利益は出てるんです!
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。
おはようございます!
3月決算法人の申告業務も大詰めです。
今日が終わると、ほぼ目途が付きますよ(^^)/
申告が済むまでは、気を緩めずにいきます。
6月からは事務所内の席替え、椅子の入れ替え、新人の加入と、
いろいろとリフレッシュで楽しみです(^^♪
いつも話しているキャッシュフロー経営の話しです。
そもそもキャッシュフローって何でしょうか?
単純に考えると、お金の流れですよね。
お金の流れと経営をリンクさせることが、
キャッシュフロー経営の本質です。
なぜお金の流れと経営が重要なのかと言うと、
経営の成績である利益は、お金の流れと連動していないので、
そのつながりを把握することがとても大事なんです。
例えば、ドンブリ経営と呼ばれる状態になっている会社って、
どんな風になっていると思いますか?
おそらく、何とか普通にお金が回っているんです。
正確な利益は知らないけれど、
預金の残高はある程度一定で回っている。
だから特に心配しなくても成り立っているんです。
でもですよ、例えば、
前期末から預金の残高が半分になっていて、
売上も3割ほど下がっているとします。
そんな状態だから利益なんて出ていないと判断してしましたが、
実際にふたを開けてみたら数千万円の利益が出ていたなんて、
よくある話ですよ。
利益が出ていないと思っているから、
節税の対策は全くできません。
幸いだったのは、利益が出てないと思っていて実際には利益が出ていたこと。
これが逆だったら、それは最悪です!
利益が出ていると思っていて、実際には赤字だった場合は、
利益が出てるという思いが支出を加速させるんです。
要らないものまで買ってしまったり、
必要以上に交際費が増えていたり、
設備投資も過剰気味にしたのに、
実際に赤字だったらどうでしょう?
資金繰りが一気に悪化しますよ。
潰れてしまうかもしれませんね。
お金の残高と利益は一致しません。
利益が出ていても、
その結果が預貯金だけで残るわけではないからです。
預貯金以外の資産と言えば、
売掛金だったり、
土地や建物だったり、
借り入れを返済していたり、
利益が出た分がどこに使われているかは、
毎月帳簿を作っていないと分からないんですよ。
お金の流れを把握する方法は、
これしかありません。
まず自社の経営成績表である試算表を毎月作成すること。
ここからスタートなんです。
私は会社のコンサルティングもしていますが、
大前提として毎月の試算表が出せていることが条件です。
毎月の成績も分からないところに、
何のアドバイスができるでしょうか?
自社の今置かれている状況を把握するところから、
将来のビジョンへの道は見えてくるのです。
毎月の試算表ができていない会社は、
まずは自社の経理の見直しをしてみませんか?
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