「学習する組織」入門
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。
毎日ブログ471日目
おはようございます!
昨日は朝昼晩と予定があり、
午後は未来会計セミナーを開催し、
夜は名古屋でセミナーを受講してきました。
今日は夜に受講したセミナーの話をします。
「学習する組織」入門という書籍を
ご存知でしょうか?
私は、コミック版の学習する組織入門を
読んだことがありましたが、
元の書籍は読んだことがありませんでした。
どうしてか?
とても分厚い書籍だったからです。
入門書なのに分厚くて難しそうなんですよ。
ましてや大元の「学習する組織」は
さらに分厚くて難解そうでした。
だから、コミック版でごまかしてました(^^;
昨日はこの入門書の著者の
小田理一郎さんのセミナーでした。
こんな機会はないと思い、
受講申し込みをしました。
なぜこの書籍に興味があったかというと、
チームビルディングコンサルティングの中で
ゲームを使ったチーム力アップの
コンサルをしています。
この中核の考え方に、
「学習する組織」の中の考え方が
たくさん含まれているからなんです。
チームビルディングの勉強の時は
講師である石見さんが私たち受講生が
分かりやすいように重要なところをピックアップして
解説してくださいました。
実務的に使うところだけを
かいつまんで教えていただきました。
しかし、その時の学びを
もっと深めてみたいという思いがあり、
丁度良い機会でした。
しかも、この書籍プレゼントという特典付きでした!
セミナーを受けてみて、
やはり著者の小田さんは
この思想をとても上手に解説してくれました。
原文を約した「学習する組織」は、
あまり売れてないそうです。
著者のピーターセンゲは、
「なぜ日本では私の本が売れないんだ?」
と言っていたそうです。
中国では訳本がバカ売れしているそうで、
ピーターセンゲは何度も中国を訪れているとのこと。
しかし、
日本では本が売れてないからか、
過去に1度しか
来日していないそうでした。
小田さんは、
この「学習する組織」日本語訳は、
ピーターセンゲの理論をよく理解していない人が
訳したんだろうとお話しされてました。
確かに中身を熟知していないと、
適当な翻訳になってしまうので、
とても難しいんだと思いました。
小田さんが書かれた入門のほうは、
順調に売れているのかと言ってましたね(^^)
具体的な内容には
触れづらいのですが、
共有ビジョンの話をしますね。
ある会社の経営者が、
スタッフ達に聞いたそうです。
「子供が大通りの真ん中を歩いていました。
あなたはどうしますか?」
という質問でした。
あなたも考えてみてください。
「私なら、
とにかく子供の横に駆け寄って
子供を安全なところに
抱きかかえていきます。」
こんな答えが返ってきたそうです。
でね、
その社長が、
「うちのビジョンを読んでみて、
それと同じような衝動を感じますか?」
と再度聞きました。
答えは、
「いいえ、そこまでの衝動は感じません」
でした。
社長はどうしたでしょう?
怒ったりしたのではありません。
「では、自分たちで道路に立つ子供を助けたいと思うような
ビジョンができるまで、
何度でも話し合ってください。」
と依頼しました。
そのメンバーたちは
そんな衝動に駆られるようなビジョンつくりに取り掛かり、
結果的には1年3か月かけて
ビジョンを完成させたそうです。
スタッフ達を巻き込むというのは、
これらクレドと呼ばれる、
ミッション、ビジョン、バリュー
を作るのに必要なことです。
社長の押し付けでは
意味がないからですね。
ビジョンづくりに興味がある人は
ぜひお声かけください。
ビジョンやミッションがあることで
スタッフさんたちが同じ方向を向くのです。
ベクトルが違うとまとめることが大変です。
そうならないようにクレドなどを使って
大事な価値観を伝えているのですね。
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