過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ727日目

 

 

おはようございます!

台風が異常な動きをしていますが、

直撃する地域の人は

くれぐれもご注意くださいね!

せっかくの週末を

有意義に過ごしてください(^^)/

 

 

昨日は税理士会の支部集会でした。

毎月自分が所属する支部にて

集会があるんですよ。

3部構成で、

税務署幹部との連絡協議会、

支部の役員さんたちからの支部例会、

そして研修です。

研修は税理士法で年間36時間の

研修受講が義務付けられました。

だからちゃんと受講していないと

いけないのですね。

 

 

昨日の研修がとても勉強になったので、

あなたにもシェアしますね。

どんな内容だったかというと、

財務コンサルタントの小寺弘泰さんが講師で、

「中小企業金融と認定支援基幹業務の現状」

という難しそうなタイトルの研修でした。

実際の研修は、

中小企業が銀行にどう対応していけばよいのか?

これがテーマの話しでした。

元銀行員であり、

財務のコンサルをされておられる経験からの話しは

とても実務的で分かりやすかったです。

 

融資窓口

 

その小寺さんが研修の中で伝えられた、

2つの重要な指標について

お伝えできればと思います。

 

 

ちょっと専門用語が出てきますが、

用語はそういうものだとして読んでくださいね。

まず、「所要運転資金」を説明します。

銀行が考える「所要運転資金」というものがあり

その業種柄、絶対に不足するであろう資金です。

金額は、

受取手形+売掛金+棚卸資産ー(支払手形+買掛金)

の算式で計算します。

支払いよりも入金が遅い業種って

ありますよね。

建設業なんて、

その典型例です。

そんな時にはその不足する金額を、

「所要運転資金」といいます。

この不足分は事業をやめた時に

お金に代わりますが、

経営されている限り

お金は不足し続けます。

だからここは短期の借入で

回すべきなのです。

返済する必要はないんですよ。

金利だけを払うような、

・手形貸付

・当座貸越

などがピッタリですね。

 

 

 

次の用語は、

「要償還債務」

という言葉です。

これは、

金利が発生する借入総額から

先ほどの所要運転資金を

差し引いた金額のことです。

短期借入金+長期借入金ー所要運転資金

これを要償還債務といいます。

 

 

ちなみに銀行では

借入金額のことは要償還債務のことを指します。

重要なのは借入総額ではなく

要償還債務なんだそうですよ。

そして更に重要なのは、

ここからもとめられる債務償還年数が

とても重要なのです!

 

 

債務償還年数とは、

今の利益の状況で借入を返済するのに、

何年の年数が必要になるかということです。

この年数が絶対に10年未満になることを

意識してください!

算式は難しくなるので、

聞きたい人は個別に連絡くださいね(^^)/ 

銀行融資 

 

 

銀行が融資の際に気にする超重要な指標が

二つあるんです。

1、現状の債務償還年数が10年未満であること

2、債務超過でないこと

この二つです。

 

 

今日はこの二つのことを

お伝えしました。

週末の土曜なのに

堅い話ですみません(^^;)

参考になれば幸いです。

 

 

 

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