会社のお金を残したい?、節税をしたい?
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ930日目
おはようございます!
今日は土曜日ですが
確定申告シフトにより
今日は営業日です!
午後はFKJマラソン部の練習会です。
しっかり走りこみます!
さて、
今日のタイトルは節税の話です。
あまり節税のテーマのブログは
書いていません。
だって、
節税ってお金が残らないケースが
実は多いんです.
ちょうどタイムリーに
衝撃的なニュースが入ってきましたね。
生命保険の節税がひどすぎて、
国内生保の全額損金タイプの保険は
販売停止に追い込まれたんですね。
一部の外資系生保は全額損金を
継続販売すると聞いてたんですが、
そこも急遽販売停止だそうでした。
主力商品が法人相手の全額損金の保険会社は、
いったい何を売ったらいいのでしょうね(^-^;
でね、
保険という商品を使って節税と言ってますが、
それはただ単に利益を先送りしているだけなんです。
どこかで課税されるわけ。
まぁ多くは役員の退職金に充てるために
長期的に保険を使っているパターンが
多く見られますね。
全額損金タイプだと、
あまり長期にもならないので、
本当に単なる先送りになるんですよ。
そして一番重要なのは、
保険に加入するとお金を
支払わなければならないことです。
つまり、
税金以上にキャッシュが出ていくのです。
おそらく経営者は
節税をしたいのはありません。
会社の将来のために
お金を残したいのです。
税金を払うとお金が無くなる。
だから払わなくてもいい方法を
一生懸命探してるんだと思うのです。
そして生命保険にたどり着いて、
保険加入で税金が減ったと喜ぶ。
いやいや、
税金は後ろにずらしているだけで、
その代わりにお金が無くなってるでしょ!
保険料を払ってるじゃないですか。
そう言っても、
「でもね、
節税効果を入れれば
利回りが100%を超えるんだよ」
いえいえ、
これは黒字が続いた場合のことです。
赤字の年があれば
節税効果なんて一切関係ありません。
単純返戻率で100%は超えませんからね。
今回は大手生保会社が
勢いよくこの手の商品を販売しまくったのが
国税庁の怒りを買ったようです。
本末転倒な節税ではなく、
未来にお金を残すために
何が有効なのかを考えましょうね。
目先のことに
振り回されてはいけない!
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