戦略のミスは戦術では補えない
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ2571日目
おはようございます!
台風被害が全国で報告されていますが
大丈夫でしたか?
幸いにも東海地方は直撃を免れましたが、
大阪、京都、鳥取などでは
雨が酷かったようですね。
まだ台風の余波で雨が続くようなので
引き続きご注意くださいね。
さて、
今日は戦略の話しです。
戦略や戦術という言葉は戦争用語です。
戦争において例えばどの国にいつ攻撃するか?
ということを決めるのは戦略です。
そして戦略に基づいて、
じゃあどうやって攻める?
陸路からかミサイルでいくのか。
こういうことを具体的に考えるのが戦術です。
ロシアがウクライナを攻撃し始めて
もう1年を越えましたが、
これは戦略的に問題があったんじゃないかと感じます。
私は大したことは言えませんが、
いろいろな話しを聞くとロシアのプーチン氏が
自国の力とウクライナの力を見誤ったことが
大きなミスであったと言われています。
正確な情報がどこまでトップに上がっていたのか、
それによって戦略策定に大きな影響がでますよね。
そして戦争を始めてしまってから
それが誤りだったとしたら、
どんな戦術を使ったとしても
この戦略ミスを補うことはできません。
ロシアがウクライナに、
「やっぱ、なかったことにしてくれ」
と言ったところですでに侵略によって
多く人が亡くなり取り返すことはできません。
街が焼け野原になった状態も今さら戻せません。
だからロシアは行くところまでいくしかないんですよね。
この考え方は企業にも同様に適用されます。
企業戦略を誤ったことで企業が倒産に追い込まれたことは
枚挙に暇がありません。
事業の多角展開によって大きな損失を背負って
消えていった企業は星の数ほどあります。
企業が大きなチャレンジをすることは
悪いことではありません。
チャレンジせずに同じことしかしないことの方が
リスクだとも言えます。
なぜなら同じことをしていても環境は変わっていきます。
社員は年を重ねていくし、
顧客も変わっていく中で同じことしかしないことは
大きなリスクです。
しかし大きなチャレンジをすることは
直接的に資金が動くことになりますから、
これが思うようにいかない時に
返済原資に困窮することになります。
だからこそ、
戦略策定においては十分に時間をかけていかなければいけないのです。
自分がコントロールできる範囲でどこまで未来を描けるのか?
相手任せのことばかりで事業を開始しては
自分がどれだけ頑張っても成果を上げることはできません。
だからこそ、
戦略を練るときにはどこまで自分のコントロール下に置いておけているかが
重要なんですよね。
工場を建設して製品をたくさん作ったけど
売り先がなければ何の意味もありません。
特に顧客との関係をどこまで作っていけるかは
重要なファクターですよね。
大きな挑戦をするときには
客観的な判断を求めて多くの人の意見を聞くことを
おススメてしています。
戦略を正解にするためにも
再現性の高い計画に落とし込んでくださいね。
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