決算期って3月じゃないといけないの?
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ2653日目
おはようございます!
今日から二日間、
藤垣会計では外部講師をお招きした研修を受講します。
ご不便おかけするかと思いますが、
よろしくお願いいたします。
さて、
昨日はまだ決算申告が終わって数カ月の会社さまに
コンサルで訪問しました。
決算はまだ半年以上先になるのですが、
もう着地の数字を描きながら今期の数字を動かしていく相談を
受けていました。
決算対策って決算前だけじゃないんです!
あと数カ月で決算を迎えるとしたら
数字はある程度は固まってますよね。
でもその期の前半であれば、
極端な話し、決算期の変更だって想定に入れて数字を作れるんですよ。
決算を無理やり早めることでどんなメリットがあるかというと、
決算という区切りによって
新しい年度に切り替わるので役員報酬や役員賞与の
設定が早くできるということ。
また、
一年の後半に来る予定の売上を来期の数字にできるので
決算期変更を使うことで一時的ですが
数字を大きく立て直すチャンスとなるのです。
そもそも、
会社の多くが3月決算なのですが、
一部の法人様では社会福祉法人のように3月決算しか
認められていないこともあります。
しかし、それ以外の会社はなぜ3月決算なのでしょうか?
それ意味ありますか?
実は不利益しかありません。
最大の不利益は、
会計事務所が3月決算を抱え込んでしまうため、
個別に決算の対策などを行うことができないこと。
ましてや3月には個人の確定申告があります。
超繁忙期がこのタイミングであるので
ほんとに決算対策なんてやってられないというのが
日本中の会計事務所の現実です。
この事実だけで十分不利益だと理解できると思います。
あとは、
どの決算期にするのかを決めるのですが、
期の前半に売上が多くなるようなバランスだと
決算の対策が早く打てるのでおススメですよね。
決算期はご自身でしっかり考えて決めてくださいね。
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