経営者は仕事を〇〇する
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ1361日目
おはようございます!
今日国会では補正予算の審議に入りました。
30日にも成立し、
早々に多くの対策が動き始めますよ。
この補正予算はなんと25兆円6900億円だそうです。
消費税1%が2兆円と言われています。
1年間の消費税をゼロにしても20兆円とすると、
それ以上に予算が取られていることになります。
話題の一人10万円の支給や、
個人100万中小企業200万の持続化給付金と、
申請を見逃さないようにしましょう。
ニュースを見ていると、
家賃を下げられたテナントオーナー向けの
補助制度の新設の話もあるそうです。
これはありがたい話です。
ぜひ実現してほしいですね。
さて、
今日は経営者の役割の話しです。
昨日はアチーブメント社の経営実践塾で
学んだ経営者向けの実践会議が
オンラインで行われました。
青木先生は冒頭に、
ドラッカーの「経営者の条件」から、
経営者の役割について引用されました。
「為すべきことを為し遂げるために、
効果的な方向を決定すること」
これが経営者の条件なのです。
才能や知識、スキルではないのです。
為すべきこととは、
自社の経営の目的を実現することです。
つまり企業理念の実現です。
「効果的な方向」と聞いて、
生産性や効率のことだと勘違いしてはいけません。
効率と効果は意味が全く異なるのです。
効率とは、
ある仕事を行うために、
人や時間など投入したものと
得られた成果の比率のことです。
いかに最小限のもので
大きなものを得ようかという視点ですね。
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これに対して、
効果とは、
あることに対して、
得られる成果や効き目そのものを大きくすること。
どうしたら更に大きな成果が得られるかという視点です。
効率を考えると、
何かを削減することを考えてしまいます。
無駄を削減するとかね。
マイナスの視点です。
効果を考えると、
もっと大きな成果を同時にあげるには
何をしたらよいだろうかって考えます。
プラスの視点ですね。
経営にとってはどちらも大切ですが、
効率だけでは限界が訪れます。
経費の削減に限界があるのと同じです。
いつかは限界が来るのです。
だから効率だけではなく、
効果的に成果を上げていこうという発想がないと
ビジネスに限界が来てしまうのです。
青木先生はこう言われました。
仕事とは、
そのプロセスを科学的に分解し、
効果的に経営資源を投入していくものだと。
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私たち税理士のある仕事に置き換えると、
①お客様に連絡をし、
②資料を回収し、
③経営について相談に乗り、
④資料から会計資料を作成し、
⑤その情報をお届けする。
毎月の会計業務はこんなところです。
プロセスごとに現実を分析し、
何をすることが一番効果的なのかを考え、
改善を繰り返すのですね。
このプロセスごとに仕事を分解できなければ、
何も分析できません。
まずは業務プロセスを分解して
見直してみることが重要ですね。
工程を見直すだけで、
よりよい方法が必ず出てきます。
ベストな方法というものは常に変化しています。
だから常にやり方を見直すことが必要なのです。
あなたの会社の業務は
効果的ですか?
一人で全部受け持っていませんか?
役割を分けるだけで、
生産性は大きく変わります。
ぜひ見直してみましょう。
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