将来のビジョン
こんばんは!
今日はコンサルを受ける日でした。
私も外部の専門家の方の力を借りて
組織づくりに取り組んでいます。
最近の会計事務所の業界の傾向について
いろいろ話を聞きました。
人が採用できなくなって
一人が退職したことで連鎖退職になり
社員が半分になってしまったという話しや、
大手の税理士法人ほど入れ替わりが激しく、
税理士法人解消が全国で急増しているという話しでした。
人の採用が課題だというのは
うちの事務所でも課題となってまして、
全国的にこれからは人が採れない、
そして人が辞めていく時代だということ。
人は辞めるものと考えて組織づくりをするべきだと
コンサルの方の持論を聴いてました。
コンサルの方は
結局のところ人の能力に左右されない仕組みづくり、
過剰サービスとなっている仕事を極々シンプルにすること、
そもそも求められていないお客さまからの仕事を
もっと簡易的な業務に切り替えていくこと。
業務量を減らして社内で人手がかからないようにすることと、
それでもちゃんと利益が出る仕組みを作っておくことが
これからの会計事務所には必要なんだと。
確かにその通りで、
どのお客さまにも同じ基準のレベル感で
仕事に取り組んでいますが、
全く報われないような仕事も結構あります。
なぜなら、
求められてもいないのに、
とてもクオリティの高いレベルで仕事を仕上げているからです。
お客さまの中にはいろいろなタイプがあり、
経営のために毎月の会計データを活用して
しっかり求めてくださる方、
お金をかけてでもちゃんと会計を
仕上げてほしいと思っている方、
毎月会計の報告をしてほしいと思っている方、
そういう方にはしっかり報酬をいただく中で
サービス展開をしていけばよいのです。
求めておられる人にその通りにサービスを展開するのです。
そして、
全く求めておられない方、
ただ税務申告をしてほしいと思っている方ですね。
そういうニーズもあるのです。
会社という規模ではなく、
職人さんや営業会社で社長と言いながら
個人経営のような会社です。
社員もいないので経営をしていないレベル感、
そういう会社にとても細かい経理をしたところで
求めておられないのでまったく喜んでいただけません。
そこのミスマッチをなくすだけで
仕事量は大きく変わるんだということです。
シンプルな税務申告のためだけに
データ取り込みを活用して申告をしていくのです。
そのためにシステムを変えていくことです。
それが簡単にできるようなシステムにね。
少し前までは同じレベル感で
新しいシステムでできないから、
どうしたらいいかと考えていました。
しかしそもそも今までと同じやり方でやろうとしているから
新しいシステムで上手くいかなかったのです。
新しい料金システムを早く作って、
最小限のプランからオプションサービスのリストまで、
どこからどこまでを会計事務所が行うのかを
分かりやすく伝えられるようにしていきます。
私たちがやるべきことが明確になることで
過剰サービスをせずに適切な時間を使うことができます、
理想のような話ですが、
現実的にこうやって仕事ができるようになれば、
無理して頑張る必要がなくなるから
仕事も楽になるのです。
喜ばれるところだけに仕事を集中していくこと、
求められているところに仕事を集中していくこと、
大きく仕組みを変えていきます。
あなたは先のビジョンを見て
仕事をの仕組みを考えていますか?