心理的成長のプロセス
こんばんは!
最近は人の成長についていろいろ勉強させられてます。
うちには真面目なスタッフがたくさんいるので
余計にその考え方の成長について考える機会となっています。
シングルループ学習、
ダブルループ学習、
トリプルループ学習。
これらの言葉を聞いたことがあるでしょうか?
簡単にいうと、
シングルループのところでは
物事に対して「適切に取り組んで」いるか?
決められたことを決められたとおりのやり方でできているのかが
ポイントとなるレベルの学習です。
この仕事のレベル感だと仕事をパターンで覚えることで
対応することができます。
しかしパターンでの学習は限界があります。
知らないことがでてくると途端にできなくなるからです。
ここがダブルループ学習のところ。
ダブルループ学習では、
「適切な物事」に取り組んでいるか?
仕事に取り組むのは取り組むのですが、
そもそもその対象が適切な物事なのかどうかが
考えることができているということです。
シングルループ学習より
少し掘り下げて仕事に取り組んでいるところですね。
これができるようになると人を任せていこうと思えるところ。
適切な物事が何かということをちゃんと分っていて、
そこに向けて行動ができているということは、
理念が浸透している状態と言えます。
理念の唱和を朝礼でしていても
ただ読んでいる人にはここができないのです。
そしてさらにトリプルループ学習といわれるところは、
そもそも○○が適切な物事だという定義を考えるレベル。
つまり、
何が適切で、何が適切でないかについて、「どのように判断している」のか?
経営者に近いところの判断ができるレベルですね。
何が大切にしていくのかという理念を言語化していくところが
ここのトリプルループ学習のところです。
思考をどんどん掘り下げていかないと
いつまでたってもシングルループのところで止まってしまいます。
いかにしてスタッフが理念を踏まえて自社の仕事は何が適切なのかを考えること。
会社が大切にしている価値観で、
社長だったらこう判断するはずだということを
理念から判断できるような社員が増えれば、
その会社はどんどん成長していくでしょう。
なぜなら、
経営判断ができるレベルの社員がたくさんいる、
そう、社長はどの会社でもトッププレイヤーなのですが、
その社長と同等の判断ができる社員がたくさんいるのだから
成長して当たり前なのです。
言われたことだけやる社員を作らないこと。
自分で判断することを大切にする文化を醸成していきたいですね。
うちはまだまだシングルループのところが多いので、
育成の場を作っていきたいと思います。