過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。

毎日ブログ424日目

 

 

 

おはようございます!

今日から10月ですね。

早いもので、

今年の残りはあと3か月となりました。

年初に計画たてられた方は、

計画通りに進んでいますか?

来年のやりたいことを整理しながら、

今年の振り返りを始めていきましょうね。

 

 

 

 

さて、ようやくキャッシュフロー計算書(C/S)

の内容に踏み込んでいきますよ。

その前に、

今までの内容を振り返ります。

財務3表ってなに?

なぜC/Sが必要なのか?

 

 

今日はこのキャッシュフロー計算書では

何が読み取れるのかという話をします。

前回の「なぜC/Sは必要なのか」にも書きましたが、

利益が出ていても、

お金がなくて会社が倒産することがあると

お伝えしましたね。

このC/Sでは、

お金がどこに使われたのかを

知ることができるのです。

 

 

「どこに使ったかなんて、

 どうやって分かるの?」

という疑問が出てきますね。

これは、大きく3つの項目に分けて

使い道を表示しているんです。

1.営業キャッシュフロー

2.投資キャッシュフロー

3.財務キャッシュフロー

これらの3つに分類をします。

1年でお金が増えたか減ったかを、

それぞれの項目で見ていくのです。

 

キャッシュフロー計算書

 

1の営業のところは、

本業での営業部門から出た利益から、

手元にどれだけお金が残ったか。

 

 

2の投資のところでは、

設備投資によってお金がどれだけ動いたか。

例えば、機械設備を購入しお金を使ったとか、

土地を売却してお金が増えた。

株式投資でお金を支払ったなどが

この項目に入るんですね。

 

 

3の財務のところは、

融資を受けてお金が増えたのか、

返済をしてお金を支払ったなど、

お金の貸し借りでのお金の動きを

見ることができます。

 

 

この3つに分類することで、

本業ではお金が増えているけれど、

設備投資で大きな支払いをしたから、

利益のわりにお金が残っていない、とか、

毎年の借入金の返済がどれだけあって、

1年の営業から出たお金だけでは

返済しきれないことが分かったりします。

 

 

営業のところがマイナスでは、

ジワジワお金が減っていきます。

そのために現金預金がどれだけ残されているか、

使っていない土地などの売却できる資産があるのか、

借入のペースが速いので、

借り換えをして適正な返済額にしようとか、

いろいろな考察ができるのですね。

 

 

あなたの会社のキャッシュフロー計算書を

税理士さんに作ってもらってください。

税理士さんのところにあるソフトを使えば、

簡単にキャッシュフロー計算書を

作ることができるはずです。

利益が出ている事よりも、

お金が回っているかどうかが、

企業にとっては重要です。

ぜひご自身の会社の状況は

知っておいてくださいね(^^)/

 

 

 

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