過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。

毎日ブログ583日目

 

 

おはようございます。

今週も後半戦です。

あと一週間で確定申告が終わります。

あー、まだ一週間もあるんだ。

早く解放されたいけど、

ようやく山を越えた感じです。

ゆっくり寝たいですZzz

 

 

この時期に特に多いのが

決算報告ですね。

個人事業主の経営者の方や

医院経営されている医師の先生方に

直接お話しする機会が集中します。

 

 

私が直接説明することもありますが、

スタッフがお伝えする説明を

横で聞いていることの方が

多いですね。

説明の仕方を研修で勉強してきたので、

その成果の見せどころです。

 

 数字の伝え方

 

以前は決算の数字の説明のとき、

「今年の売り上げは、

 243,501,475円でした。

 今年の所得は、

 6,437,002円でした。」

などと話すのを見ていて、

次のように改めました。

 

 

1、金額の説明

「今年の売り上げは、

 2憶4300万円でした。」

おおざっぱにラウンド数字に丸めました。

1円単位まで知りたい経営者はいません。

大枠をつかんでおきたいんですよね。

だから1円単位まで読み上げられると

イライラします。

横で聞いてる私もそうなので、

経営者の方は余計イライラしながら

聞いておられたように思います。

 

 

2、所得とか控除を使わない。

所得という言い方は所得税での専門用語です。

だから、

一般的に理解できる「利益」を使います。

「所得」を使うときは、

「利益にあたる言葉なんですが、・・」

と、前置きしてから話します。

所得でピンとくるのは税理士だけですよ。

 

 

3、決算書の報告で上から順に説明しない。

几帳面な会計事務所スタッフは、

売上から順番に一行ずつ

読み上げていく人がいます。

諸経費まで順番にね。

最後に利益がくるので、

聞いてる方は気が遠くなりますよ。

だから、

説明の順番は、

重要な順に説明します。

売上、

粗利、

利益、

増減幅が大きい費用、

借入の動きと翌年返済額、

資産購入の動き、

そんな順番ですね。

 

 

4、途中で会話の踊り場を設ける。

階段の途中で踊り場ってありますよね。

会話でも一気に話していくと、

聞いてる方は疲れてしまいます。

会話の中身で分からないことがあると

そこで思考停止してしまいます。

だから、

途中で何度か、

「ここまでで

 気になるところはありませんか?」

とお聞きします。

ちょっと休憩するタイミングをとるんです。

ここで対話になるんですよね。

一方的な説明だけでは

ちゃんと伝わったのかわかりません。

途中で会話の踊り場を

作ってあげることが大事なんですね。

 

 

 確定申告書

 

 

税理士的には専門が数字なので、

お客様に伝わるように

上のように工夫しています。

では、

あなたの専門はどうでしょうか?

専門用語で押しまくって

説明をしていませんか?

相手にちゃんと伝わってます?

 

 

私たち税理士が専門用語で

難しく説明しても、

「良く分からない」

と仰ってくれるお客様は

ほとんどいませんよ。

つまり、

分からなくても、

そう言ってくださらないということ。

これって怖いことですよね。

だって、

意思疎通ができていないんですから。

 

 

専門用語はちゃんと

かみ砕いて話すようにすると

お客様との距離が

一気に近づくかもしれませんよ(^^)

 

 

 

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