過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。

毎日ブログ601日目

 

 

 

おはようございます!

新しい週が始まります。

もう3月も終わり、

新年度が始まりますよ(^^)

気持ちを入れ替えて頑張りましょう!

 

 

さて、昨日まで二日間は

MG(マネジメントゲーム)の世界に

浸ってきました。

和仁達也先生から教わったお金のブロックパズルは、

会計が分からない人に説明するには

とても使いやすくて、便利なツールです。

ここについて深く理解できました。

お金のブロックパズル

 

でね、

お金のブロックパズルを使うセミナーですが、

変動費の解説のところで、

こんな質問をよく受けます。

「工場消耗品は変動費ですか?」

確かに、

簿記では製造原価としてカウントしてます。

他にも、こんな質問を受けますよ。

「賃金で処理してある人件費は

 変動費になりますか?」

などです。

会社の決算書では、

フルコスティングと呼ばれる全部原価計算の手法の

会計を使っています。

全部原価の方法の良さはは、

プライシングをする際にかかっているコストを

求める時に使いやすいんだそうです。

ところが、経営の現場では

社長が細かい原価計算を求めていると

意思決定までに時間がかかってしまいます。

 

 

この全部原価計算ではなく、

マネジメントゲームでは、

製造原価などのうち、

直接かかっている原価だけを

変動費として扱う直接原価計算を

使います。

 

 

この方法だと、

とにかく分かりやすいんです。

時間もかかりません。

経営者が現場ですぐに理解できる。

などの利点がありますが、

もっと明確な理由を講義の中で

教えていただきました。

 

 

例えば喫茶店のコーヒーです。

お客様には、

ブラックの人、

砂糖だけを入れる人。

ミルクを使う人、

砂糖とミルクを使う人、

砂糖を2個使う人、

などなど、いろいろなタイプのお客様が

いらっしゃいますよね。

 

コーヒー

 

しかし、利益の観点で言うと

これではとても分かりにくいんです。

コーヒーが1杯400円。

コーヒーの原液が100円とします。

砂糖は5円、ミルクは10円とします。

すると、お客様ごとに

粗利の割合が違ってきてしまいます。

その結果、

粗利が揺れるんですよ。

経営では、

事前に明確な利益を

読めなくてはいけない。

このコーヒーをどれだけ売ったら、

必要な粗利額を獲得できるのかが、

砂糖やミルクが入ることで

説明できなくなるのです。

だから直接原価のコーヒー原液だけが変動費、

砂糖やミルクは固定費に分類してしまうのです。

 

 

そう考えると、

先の質問の答えは、

工場消耗品は固定費。

賃金は固定費。

そういうことです。

 

 

お客様に説明するときは

この方法が分かりやすくて良いです。

さっそく仕事での説明に

取り込んでいきたいと思います(^^)/

 

 

 

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