過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。

毎日ブログ669日目

 

 

おはようございます!

いよいよ今月も今日で終わりですね。

税理士にとっては5月は確定申告期に続き

忙しい月なんです。

3月に決算をする会社の申告をする月だから、

法人の決算・申告が集中するわけですね。

なんとか昨日でめどが立ちました。

 

ところで、

明日から二日間、

事務所の研修旅行で事務所をお休みします。

ご迷惑をおかけしますが、

よろしくお願いいたします!

 

 

さて、

タイトルにもある争族とかいて相続。

争いにはなりたくないですよね。

私が所属する相続診断士会では、

「争族ではなく笑顔相続を増やす」

という大きなテーマをもって

活動しています。

そんな争いにならないための

ヒントをお伝えしようと思います。

笑顔相続 

 

 

争いになる原因って

何だと思いますか?

いろいろあるのですが、

今日は財産を渡す側の話をしようと思います。

 

 

10年ほど前の話しですが、

おじいさんが亡くなって、

その子供たちが疑心暗鬼になって

揉めた事例を経験したことがあります。

 

 

この事例では、

実はおじいさんの側に

問題を起こさせる原因があったんです。

実はお子さんたちに生前に贈与をされていたんです。

その内容が場当たり的に行われていて、

その贈与については

ほかの子供達には隠していました。

それぞれが自分も贈与してほしいと、

家を買うための資金を贈与してもらったり、

子供の学費にお金を出してもらっていたり、

まぁどこにでもあるような贈与なのですが、

それぞれ子供たちに贈与をしてきました。

 

 

このおじいさんは口が悪くて、

子供たちのお嫁さんからは

あまり好かれていませんでした。

だから、長男のところで生活の面倒を見てもらっていたのに、

他の子どものところに遊びに行っては

長男の家族の悪口を言うんです。

こうやってあちこちで文句を言いつつも、

「財産はまだまだあるからな」

と自分をカマってもらおうとして

子供たちに話していたんですね。

でも実際にはもう財産は有りませんでした。

 

 

そして、おじいさんは亡くなられました。

その相続でどうなったと思いますか?

長男は他の兄弟たちから、

父親に対する扱いについて

不信感を持たれてしまっていたんです。

その不信感が相続争いにつながりました。

 

 

財産がないとは言っても、

申告する程度は残っていました。

まずは長男が疑われます。

財産があると言われていた他の兄弟から、

「どうしてこんなに財産が少ないんだ」

と思われたんですね。

そして、

それぞれ生前にどれだけ財産をもらっていたのか、

疑心暗鬼になってしまったんです。

結局、兄弟同士で仲が悪くなってしまい、

修復不可能な状態になってしまいました。

その後、どうなったかは知りませんが、

親の気持ちの伝え方が、

上手くできなかったことから

争い族になってしまったという事例でした。

 

 

笑顔相続をテーマにしている

相続診断士会では、

エンディングノートを書くことを

推奨しています。

自分が亡くなった後に

もめ事が起きないように、

ちゃんと文章にして残しておきましょう!

という考えなんです。

親が子供たちに対して

どんな想いでその財産を残すのか、

その想いを生前に伝えることって、

できていればいいのですが、

なかなかできません。

照れもあるのでしょう。

だからエンディングノートで

気持ちを伝えるんです。

そうすると、

兄弟同士で仲良くしようと思えたり、

兄弟で支え合っていこうとか、

考えられるんです。

遺言書では、

付言事項のなかで

気持ちを書くことができます。

ここで相続人に対する想いを

書き残すことをお勧めしています。

ぜひ遺言書、エンディングノートを

書き残してください。

 

 

藤垣会計事務所では、

7月10日に、

エンディングノートの書き方セミナーを

開催します。

チラシが出来上がったら

あらためてご案内いたします。

ご興味があればぜひご参加ください!

 

 

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