過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1141日目

 

 

おはようございます!

新しい週の営業が始まりましたね。

今週は昨日が祝日なので4日しかありません。

私は講師などのお話しする仕事が4件も

集中してしまいました(^-^;

こういう仕事は準備が大変なので

分散するべきだと先週末に大反省です。

 

 

さて、

昨日は中小企業診断士の研修を

受講してきました。

その中で面白い話を聞きましたので

ご紹介しましょう!

災害の時にもとても危険な思い込みの罠です。

 

 

災害の時に実際によくある話で、

そのせいで助からなかった人が多いと聞きます。

それは、

正常性バイアスという心理的な行動です。

例えば、

近くで救急車や消防車の音が聞こえる。

「あぁ、どこかで事故でもあったんだろう」

と自分とは関係ないからって

考えること、

多くありませんか?

もしもこのサイレンが、

災害を知らせるものだったとしたら、

どうでしょう?

家の外では津波が押し寄せていても、

そうとは知らずに家でのんびり昼寝をしていた。

結果、逃げ遅れてしまう・・・

 

 

これは、

正常性バイアスといって、

人はこのままの方向性で大丈夫だって

思いたくなる心理があります。

いつものことが、

ずっと続くと思って生きています。

だから非常時にも気が付くのが遅れるのです。

 

 

5年ほど前に御岳山の噴火で

多くの人が山頂で犠牲になりました。

この時も正常性バイアスの話が出ていました。

噴火の写真や動画を取っていた人がいましたよね。

その映像を見た記憶がありますが、

そうやっていた人の中で、

結果的に犠牲になった人がいたそうなのです。

もしも、

撮影などせずにすぐ逃げていたら、

もしかしたら助かっていたのかもしれません。

噴火というものをテレビの中でしか

見たことがありません。

すると、

目の前で起こっていても、

自分事にならないんですね。

ご冥福をお祈りします。

 

 

 

さて、

ビジネスの現場でも

正常性バイアスは働いています。

昨日の研修では、

事業承継が遅れるケースについて

正常性バイアスが働くのだと言われていました。

まさにその通りですね。

今まで何とかやってきているので、

今年や来年も何とかなるだろうと

思ってしまう経営者がとても多くいらっしゃいます。

実際に何とかなってるところはなってます(笑

しかし、

手遅れになってしまうケースもあるわけで、

そういう意味では危機感をもって

計画的に行動する必要があるのですね!

下記は中小企業庁のHPからdown arrow

経営者年齢

このグラフは経営者の年齢をグラフにしたものですが、

緑の2000年のピークと2015年のピークが

そのまま右へスライドしてます。

これは事業承継が進んでいないことを示しています。

しっかり自分事にして

次への一歩を踏み出せるよう、

税理士や中小企業診断士が

事業承継をサポートしていかねばなりません。

 

 

あなたにも正常性バイアスが

かかっていませんか?

 

 

 

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