外的コントロールの弊害
こんばんは。
今日は藤垣会計で組織内のコミュニケーションスキルとして
ともに学んでいる選択理論についてお話しします。
コミュニケーションスキルには色々あると思います。
コーチングスキルやアドラー心理学、
数え上げたらキリがありません。
そんな中で選択理論というものを事務所の中で
共通言語として学んでいます。
なぜなら、選択理論はとても分かりやすいからです。
ビジネス選択理論検定という試験制度があったり、
リードマネジメントという部下を導いていくスキルの研修があったり、
組織として活用するための環境も整っています。
そしてなにより、
この選択理論を使うことで組織だけでなく
それぞれの家庭の人間関係がよくなったからです。
私もそうですし、メンバーの夫婦関係も良くなったそうです。
でね、
選択理論の話しに戻りますが、
選択理論では外的コントロールと内的コントロールという
二つの心理学の話しが出てきます。
かつての心理学は外的コントロール心理学、
別名はSR理論といい刺激反応理論と訳します。
これは相手に刺激を与えて行動させようとする心理学です。
例えば、
上司が部下がサボらないように叱っていること。
親が子供に勉強しろとガミガミ言うこと。
相手に刺激を与えることで、
実際に相手は行動するかもしれません。
でもそれを言わなくなったら仕事や勉強をしなくなります。
だからずっとガミガミ言い続けなければならなくなります。
内的コントロール理論(選択理論)の立場では、
ガミガミ言うことはしません。
自分がやりたくなるように関わっていくのです。
人には5つの欲求が遺伝的に存在し、
その強さのバランスは人それぞれ違います。
またその欲求の一つ以上を強く満たす人、モノ、状況、価値観など
その人が求めているものが脳の中にアルバムのように
理想の写真が貼られている記憶の世界があるといいます。
これをクオリティワールド(上質世界)といいます。
人はこの上質世界を求めて行動をするのです。
つまり上司や親は、
部下や子供の上質世界に仕事や勉強を入れてもらえるように
関わっていけばいいのです。
ではどうやったら仕事や勉強を
上質世界に入れてくれるでしょうか?
そのためにはまずは自分が相手の上質世界の中に
入れてもらう必要があるのです。
好きな人から言われる言葉は行動してみようと思えますが、
嫌いな人から言われたことはやりたくなくなるでしょ?
だからね、
外的コントロールの特徴である批判したり責めたり、
ガミガミいうことは相手の上質世界から剥がされていくんですよ。
たまにお客様の会議に出ると経営者が幹部にガミガミ言ってることがあります。
外的コントロールは誰もがそれを当たり前に育つので
世の中には当たり前に存在します。
でも私は事務所の中に外的コントロールを排除したので、
こういう場に遭遇するととても気分が悪くなります。
何というのかな、落ち込むというか滅入るというのか。
もっと世の中に選択理論が拡がるように、
講演活動もしています。
良い組織をもっともっと増やしていきたいと思います。
もし興味のある方がいらっしゃったらお声掛けください。
毎月第二火曜の夜に勉強会をしていますので、
ぜひお越しください(^^)/