過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1305日目

 

 

おはようございます!

最近は月末が近くなり

12月決算法人の決算報告をしています。

今日は決算書の見方について、

ちょっと気が付いたことをお伝えしますね。

 

 

あなたは決算書を見たことがありますか?

決算書とは一年の経営成績を集計したものになります。

12月決算であれば、

1月1日から12月31日までの期間の

・貸借対照表

・損益計算書

がまとめられているものを決算書と言います。

 

 

分かりやすいのは損益計算書です。

その名の通り、

損や益を計算した書類ですね。

一年間の売上などの収益、

仕入れなどの原価や人件費などの経費を計算して、

一年間の利益の金額を表すものです。

利益が分かるし、

そこから税金がどれだけかかるかも分かるので、

最初に見たくなるのは損益計算書なんですね。

 

 

そして、

忘れがちというか、

どうやって活用したらいいのか分からないのが

貸借対照表です。

その呼び名が余計に難しい印象を与えてますね。

英語でいうとバランスシートです。

B/Sということもあります。

ビーエスですね。

何のバランスかというと

資産と負債のバランスなんですね。

会社の資産がどうやって作られているか?

他社からの借り入れなのか、

自身の資本からなのかが分かる書類です。

 

 

実はこのB/Sがとても重要なのです。

ここから会社の未来を知ることができるのです。

例えば、

負債の部の上の方には

「流動負債」

という分類がありますが、

ここにはこれから約1年のうちに

支払わなければならない金額が書かれています。

税金の納付額や買掛金、

銀行の返済にあっては

これから1年だけの支払う金額も書かれています。

※1年以内返済予定長期借入金という科目は、

経営指標が悪化する場合はあえて使わないこともあります。

 

 

これから先の支払いがどれだけあるかを

流動負債から知ることができ、

さらには資産の部の方で

どれだけ動かせるお金があるかを

確認することができるのです。

 

 

銀行が最初に見るのは利益ですが、

次に見るのはこの支払能力のところなのですね。

流動比率と言って、

流動負債と流動資産の割合から

安全性を確認できるのです。

融資を受けられるかどうかの判定にも

利用される数値になるので、

ここを知らずには決算書を読んだとは言えません。

 

 

分かりにくい決算書ですが、

こうやってポイントが分かると

自分の決算書を見てみたくなりませんか?

所得税の確定申告でも

事業をされていて青色申告をされていれば

決算書は見たことがありますよね。

ぜひ一度しっかり見てみてください。

そしてその数値から未来を想像してみてください。

決算書が読めるようになると

けっこう面白いんですよ(^^)

 

 

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