過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1321日目

 

 

おはようございます!

今日も確定申告期間ということで

午前中は営業されていただいております。

私は午後からお客様のところに出かけ、

その後は幹部メンバーと打合せ、

夜は勉強会と充実した一日を過ごす予定です♬

そして今日で確定申告は終わりますので

明日は一日久しぶりにリフレッシュです。

1カ月以上休日をとっていなかったので、

嬉しい休暇です♬

 

 

さて、

よく似た言葉で

違いを聞かれると良く分からない言葉って

ありませんか?

 

 

例えば、

目的と目標

全く意味は違うのですが、

混同して使う人がたくさんいます。

ビジネスや資格試験に取り組む人は、

この違いをよく覚えておいてください。

 

 

目的とは、

願望であり、

何のために、

誰のために、

なぜそれをするのか?

という根源的なものを言います。

すぐに達成できるものではないし、

一年の目的を設定するとは言いませんよね。

 

これに対して、

目標とは数値化できるものや

期限を設定できるものです。

目的を果たすために、

そこに至る過程に目標を設定するんですね。

具体的には、

幸せな結婚をするために健康でありたいという

目的があったとします。

その目的を達成するために、

ダイエットの目標を設定します。

今が60キロだとしたら、

1年後に50キロを目標とし、

半年後55キロ、

3か月後58キロ、

などの目標を設定していきます。

数値と期限を決めることで

実現可能性が見えてきます。

その目標を達成することで、

目的が果たせそうな感じがしますよね。

これが目的と目標と違いでした。

 

 

では、

信頼と信用

この違いを説明できますか?

 

 

どちらも信じるの「信」が

ついているので、

相手の人との関係性を想像することはできます。

どちらも似ているように見えますが、

実はそれぞれ意味が違うのですね。

岩井俊憲さんの著書で

「経営者を育てるアドラーの教え」

には、

こう書かれています。

「組織の中には二つの

原理が存在します。

生産性の原理と人間性の原理です。

このうち生産性の原理は「信用」によって

測られます。

一方、人間性の原理は「信頼」によって

実現できるものです。」

 

英語にするとちょっと違いが見えてきます。

信用は、credit(クレジット)

信頼は、trust(トラスト)

なんとなく信用は信用金庫という

組織にも使われますが、

ビジネス的ですね。

トラストというと信頼関係という言葉が

出てきますが、

信用関係とは言いませんよね。

やはり少し違うようです。

 

 

上記の書籍では、

アドラー心理学ではどう説明しているか

書かれています。

信用とは、

「相手の悪意の可能性を見極め、

しっかりとした裏付けをもとに

信じること」

信頼とは、

「常に相手の行動の背景にある

善意を見つけようとし、

根拠を求めずに信じること」

と定義されているそうです。

つまり、

信用とは条件つきで信じることであり、

信頼とは無条件に信じることなのです。

 

 

銀行がお客様にお金を貸す行為は、

無条件に貸すわけにはいきませんよね。

相手のことをよく調べて、

大丈夫だと確認できてから融資を実行します。

まさに信用取引です。

これを信頼ということばだけで

無条件にお金を貸していたら、

銀行は潰れてしまいますね。

 

 

著者の岩井俊憲さんが師事されていた

ジョセフペルグリーノ博士が残された言葉があり、

信頼から始める「雪だるま効果」として話された言葉です。

「信頼が勇気にエネルギーを与え、

勇気が希望を育み、

希望が信念を創造し、

信念が行動を生み出す」

雪だるま効果とは、

信頼から始まった雪のかたまりが、

坂をころころと転がるうちに

勇気という大きな塊になり、

希望に包まれ、

信念を強化し、

行動が生まれるのだという話です。

 

 

経営者の信頼が困難な状況を

克服していく原動力なのです。

組織の活性化といって

外部から講師を呼んできて

研修をさせていけば、

組織が良くなると思い込んでいる

経営者は多くいますが、

そうではなくて

経営者自身が信頼を持った行動をしないと

組織は良くならないということですね。

 

 

こんな新型コロナウィルスで

経済が大変な時期だからこそ、

組織が一丸となって

重要なことに取り組んでいきたいものです。

 

 

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