税務調査官が気にするところ
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ1115日目
おはようございます!
天候が不安定ですが、
暑さが和らぎ助かりますね(^^)
雷は勘弁してほしいですけど。
さて、
丁度今頃から税務調査のシーズンに突入します。
8月から12月まで、
この時期が税務調査のメインシーズンです。
次のタイミングは3月後半から6月ですね。
そしてこのメインのシーズンは、
3月決算法人が中心に選定がされています。
税務調査に来られる会社って
どんな基準なのか
気になりませんか?
税務調査の選定には、
いろいろな要素があります。
利益が出ていれば調査に入りやすくなります。
しかし、
それだけでは来ません。
まず第一にしばらく調査が来ていない。
これが当たり前のようで、
実際に多くあるケース。
いわゆる、
「長期未接触」
という理由。
税務調査に長年入らないこと自体が
不公平だからです。
次の理由は、
大きな数値の変動。
金額ベースの変動、
率の変動。
どちらも大きな理由になります。
例えば、
売上が数年で何倍にもなった。
とすると、
以前に調査で確認した状態から
大きく事業体が変化している可能性が高い。
だから調査に来るのです。
また、
粗利率が大きく変わったり、
人件費率、
経費率などの変動が
不自然な時に来ることがあります。
売上が伸びていて、
人件費が減っている、とかね。
何でそうなるのだろう??
と思うことは調査官も思うのです。
他には、
要点解明といって、
ある特定のことだけ調べてくるケース。
少し前には金属が高く売れる時代がありました。
そのときにクズ鉄の売却が
漏れている会社が多くありました。
だから申告書の雑収入の内訳をみて
クズ鉄売却があるかないかで
調査に来ることがあったりしました。
買い取る側の調査で資料を集めておいて、
その相手の会社を片っ端から
調査に入るようなこともあります。
金属加工会社など、
クズ鉄が発生する会社は狙われてましたね。
話は変わりますが、
税務署の職員の方の年齢構成が
ここのところ特徴的なのです。
中堅と言われる30代、40代の世代が
少ないんですよ。
就職氷河期のことなどの影響があるのでしょうか。
だから、調査に来る調査官の方が、
新人さんか年長の再任用の方というパターンが
とても多くなりました。
どんな会社でも、
特定の世代が空いてしまうと
会社内のジェネレーションギャップが
大きくなりそうです。
話を戻しますが、
結局のところ、
税務調査があるところは
利益が出ているところで
追徴課税ができそうだと
調査官が思ったところです。
ただ、
税務調査が来るか来ないかは、
基本的には納税者では選べません。
だからそこに注目していても
意味がありません。
むしろ、
税務調査に来てくれるほど
利益が出ていないということが
問題なのではありませんか?
まずは利益を出していくことから
頑張りましょう(^^)
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