脱完ぺき主義
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ2088日目
おはようございます!
昨日、一昨日と琵琶湖畔にて構想力合宿に行ってきました。
講師の木俣佳丈先生の飛び抜けた知見の一部を
ご講義いただきました。
2年前にも参加しましたが、
新しい気づきがたくさんありました。
本当に多くの学びがありましたが、
時間の使い方についても振り返りがありました。
コンサルタントの師匠である和仁達也さんから
講座の中で教えていただいた言葉が
「脱完ぺき主義」
なんですね。
和仁先生は、
とにかく30%の完成度でもやりなさい。
そう言われました。
人は100%になるまで行動を起こさないから
いつまで経っても進めないんだと。
だからとりあえず始めてみることが大事。
これはセミナー講師をすることを
脱完ぺき主義で考えて行動してほしいという思いで
言われた言葉でした。
講師として完璧な状態になったら
セミナーを開催すると思っていたら
永久にセミナーを開くことはないでしょう。
30%の完成度でもまずはやってみる。
上手くいかなかったところを
次の改善点にしていこうと教えられました。
昨日の木俣先生からは、
日本人の時間の使い方と、
アメリカ人の時間の使い方の違いを
教えていただきました。
まさに脱完ぺき主義と同じでした。
日本人は、
85%まで取り組むのに10時間かかったとします。
これを90%にするためには
ここからさらに10時間かかるんですよ。
たった5%ですが完成度を上げるためには
時間がかかるんです。
そしてさらに93%に上げるのに
また10時間かかるのです。
93%までに30時間かかるのが日本人。
アメリカ人はこうです。
75%まで10時間かかりました。
この仕事はこの完成度で終わらせて
次は別の仕事に75%まで仕上げて10時間。
この仕事もこの完成度で終わらせます。
そしてまた別の仕事で75%まで仕上げて10時間。
合計30時間かけて75%×3で合計225%分の仕事ができました。
これがアメリカ人の考え方です。
脱完ぺき主義だと多くの仕事が完成させられるのです。
私たちの仕事だと、
毎月の企業の月次の試算表作成は
まさに脱完ぺき主義で多くの仕事を仕上げることが
大事だと思います。
なぜなら、
試算表は税務署に申告するものではなく、
経営者が会社の大まかな現状を示してくれたら
それでよいからです。
完璧な精度は求められていないのですね。
一方、
決算や申告書の作成では
精度を求められます。
間違えれば税務調査で追徴課税を受けるからです。
銀行の融資の時に決算書を見ますから
明らかなミスが見つかると
会社の信頼を損ねてしまいます。
仕事の種類に応じて
完成度の質、量のどちらを優先するのかを
区別できないと生産性は上がらないのですね。
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